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== 風俗 ==
[[ファイル:Leif Ericson on the shore of Vinland.gif|thumb|ステレオタイプなヴァイキング]]
[[ファイル:Prizvanievaryagov.jpg|thumb|史実に近い形で描かれたヴァイキング。ただしここに描かれている人物は[[ノヴゴロド公国|ノヴゴロド公]][[リューリク]]であり、半伝説的な人物である事には留意されたい。]]
一般に、角のついた兜と毛皮のベスト、といった服装が、ヴァイキングの服装の[[ステレオタイプ]]として知られている。<!--『ヴァイキングの暮らしと文化』ここから-->しかしこれは史実ではなく、当時のヴァイキングの遺跡からはこのような兜は出土していない<ref>『ヴァイキングの暮らしと文化』p. 38.</ref>。角のついた兜は、[[古代ローマ]]時代にローマと敵対した[[ケルト人]]の風俗が、後世になってヴァイキングの風俗として訛伝されたものである。なおかつケルト人は数多くの部族に分かれていた集団であり、兜の意匠は様々であり、角のついた兜はその中の一種類に過ぎず、さらに兜を被る事ができたのは一部の部族長クラスに限られる。
 
実際のヴァイキング戦士の格好は、同時代の西欧の騎士と同様の、頭部を覆う兜と[[鎖帷子|チェーンメイル]]が一般的であった。丸盾と大型の戦斧が、ヴァイキングの装備の特長となる。
 
ノルウェーの10世紀の遺跡から出土した兜は、目の周りに眼鏡状の覆いがついていたが、角状の装飾品は見当たらない。むしろ同時代の西欧の騎士の兜が、動物や怪物を模した付加的な意匠を施す例があったのに対し、ヴァイキングの兜は付加的な意匠は乏しいと言える。
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ノルマン人と呼ばれる時代には、水滴状で鼻を防御する突起のついた兜が普及した。一体形成で意匠はさらに単純なものとなり、ノルマン・ヘルムと呼ばれた。これはノルマン人以外の西欧の騎士の間にも普及し、初期[[十字軍]]の騎士の一般的な装備ともなっている。
 
== ステレオタイプ ==
[[ファイル:Leif Ericson on the shore of Vinland.gif|thumb|ステレオタイプなヴァイキング]]
一般に、角のついた兜と毛皮のベスト、といった服装が、ヴァイキングの服装の[[ステレオタイプ]]として知られている。<!--『ヴァイキングの暮らしと文化』ここから-->しかしこれは史実ではなく、当時のヴァイキングの遺跡からはこのような兜は出土していない<ref>『ヴァイキングの暮らしと文化』p. 38.</ref>。角のついた兜は、[[古代ローマ]]時代にローマと敵対した[[ケルト人]]の風俗が、後世になってヴァイキングの風俗として訛伝されたものである。なおかつケルト人は数多くの部族に分かれていた集団であり、兜の意匠は様々であり、角のついた兜はその中の一種類に過ぎず、さらに兜を被る事ができたのは一部の部族長クラスに限られる。
 
== ヴァイキングの舟 ==