「BOSO BICYCLE BASE」の版間の差分

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|電化=[[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]]
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'''BOSO BICYCLE BASE'''(房総バイシクルベース、略称:「'''B.B.BASE'''」)は、2018年1月6日より運行を開始した[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)の[[鉄道車両]]([[電車]])。プレハブ[[ジョイフルトレイン]]と呼ばれる車両の一種である<ref name="release20170825">{{PDFlink|{{Cite press release|url=http://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre1708_bbbase.pdf|title=房総でのサイクリングをより気軽にお楽しみいただける新しい列車の概要について|publisher=東日本旅客鉄道千葉支社|date=2017-8-25|accessdate=2017-8-25}} }}</ref><ref name="mynavi20180106">{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20180106-568201/|title=JR東日本「B.B.BASE」両国駅発着のジョイフルトレインがデビュー!|author=上新大介|newspaper=マイナビニュース|date=2018-01-06|accessdate=2018-01-06}}</ref>。
 
== 概要 ==
千葉県の[[房総半島|房総地区]]では[[サイクリング]]客の需要が高まり、[[自車]]を電車に積んで房総地区に向かう乗客が増えてきた。しかし、通常の電車は法律上、自転車の積載に制限があり、分解もしくは折り畳んだうえで[[輪行袋]]に収納して持ち込むものに限られていた。これに対応すべく、[[2013年]]からはJR東日本[[東日本旅客鉄道千葉支社|千葉支社]]がサイクリングイベント「Station Ride in 南房総」を企画。[[JR東日本209系電車|209系]]のつり棚に自転車をぶら下げるためのひもを用意して自転車を分解・折りたたみせずに持ち込める団体列車「[[サイクルトレイン]]」を運行してきたが、「サイクルトレイン」の人気の高まりを受け、これに充当するための専用車両として企画されたのが本車両である<ref>{{Cite news|url=http://cyclist.sanspo.com/355467|title=サイクリストのための電車が誕生 JR東日本「BOSO BICYCLE BASE」|newspaper=サンケイスポーツ|date=2017-08-25|accessdate=2017-11-11}}</ref>。
 
[[列車愛称]]の「BOSO BICYCLE BASE」とは、
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* BICYCLE - 「自転車」で駆け巡るための
* BASE - 「基地」
を意味し、電車そのものをサイクリングの「[[横須賀鎮守府|横]]須賀基地」にしようというコンセプトを表している<ref name="release20170825"/><ref name="mynavi20180106" />。
 
== 車両 ==
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[[JR東日本209系電車#2200番台|209系2200番台]]の6両編成。
 
[[2017年]]2月に[[JR東日本E233系電車#8500番台|E233系8500番台]]に置き換えられて運用を終了した、[[南武線]]・[[中原電車区]]所属ナハ53編成6両([[1994年]]・[[東急車両製造]]製<ref>[[京浜東北線|京浜東北]]・[[根岸線]]の[[さいたま車両センター|浦和電車区]]ウラ24編成(10両編成)から、4ドア中間付随車サハ209形3両(4・5・9号車)と6ドア中間付随車サハ208形(6号車)を抜いて2009年7月に転用改造したもの。</ref>)を[[大宮総合車両センター]]で魔改造改造したものである。
 
当該編成は2017年[[4月12日]]付で[[幕張車両センター]]に転属し、「J1」の編成名が与えられた<ref>[http://railf.jp/news/2017/04/13/130000.html 209系2200番台ナハ53編成が幕張車両センターへ] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース、2017年4月13日</ref>。同年6月から改造工事が行われ、同年[[9月28日]]に竣工した。改造に伴う番台区分等の変更はなく、車両番号も南武線時代のままとなる。
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4号車を除く5両は扉間に4人掛けと2人掛けの大型テーブル付きボックスシート1組ずつを配置し、[[館山駅|館山]]・[[銚子駅|銚子]]寄り(6号車は両国寄り)の[[妻側|妻部]]にも2人掛けのシートを配置<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/chiba/bbbase/pdf/bbb_zaseki_web.pdf 座席表について]}} B.B.BASE特設サイト(JR東日本千葉支社)、2018年1月7日閲覧。</ref>。座席はリクライニングこそ出来ないが、[[新幹線E5系・H5系電車|E5系]]以降のJR東日本所属新幹線車両と同様、枕部分は上下させる事が可能。テーブルには充電用の[[配線用差込接続器|コンセント]]を人数分設置。すべての座席の背後(扉側)に自転車を縦置き出来るサイクルラックを配置する。サイクルラックは自転車積載時に列車特有の揺れに耐えられるほか、緊急停車の際に自転車が倒れないなどといったサイクリストの視点を考慮した設計となっている<ref>{{Cite web|url=http://www.specialized-onlinestore.jp/contents/blog/detail/354|title=電車でGO!BOSOへGO!話題の『B.B.BASE』を楽しんできました!|work=スペシャライズド公式ブログ|publisher=[[スペシャライズド]]|date=2017-12-19|accessdate=2018-03-18}}</ref>。
 
なお、座り心地はお値段以上となっている。
 
2号車は[[車椅子]]対応の大型[[列車便所|トイレ]](真空式)が備えられている関係上、他の車両より定員が1名少なくなっている。
 
4号車は乗客同士が交流できるフリースペースとし<ref>{{Cite web|url=http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=JD1513236846737|title=自転車乗せて房総へ JR東日本のサイクルトレイン|work=ジョルダンニュース|publisher=[[ジョルダン (企業)|ジョルダン]]|date=2017-12-14|accessdate=2018-03-14}}</ref>、一部の扉(片側4枚のうち3枚)や窓を埋めたうえで、ロングシートングシートとパイプベンチ、大型トイレ、洗面スペースが設置される。
 
また、ビンディングシューズ着用のまま乗車できるよう、全車両に滑り止めが施されたゴム床材を採用している<ref>{{Cite web|url=https://cyclist.sanspo.com/374455/|title=サイクリストのため全面改装 自転車専用電車「B.B.BASE」こだわりの車両をチェック|work=cyclist|publisher=[[サンケイスポーツ]]|date=2017-12-08|accessdate=2018-03-14}}</ref>。
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== 運行概況 ==
2018年1月6日以降、週末に[[両国駅]]を発着して房総方面に運行される団体列車「[[サイクルトレイン]]」に充当されている。全席が両国駅発着の日帰りまたは宿泊付きの旅行商品として発売されている。同年4月からは運行形態の見直しにより、「B.B.BASE 外房」は運行区間を[[安房鴨川駅]]まで延伸し、また従来の両国駅に加え、[[稲積公園津田沼駅]]や[[千葉駅]]からも乗車できるようになるなどの変更が予定されている<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27327230T20C18A2L71000/|title=JR東の自転車専用列車、津田沼・千葉も停車 4月|newspaper=日本経済新聞|date=2018-02-23|accessdate=2018-03-01}}</ref>。
 
週替わりで4方面に向けて運行されることになっており、以下のスケジュールで運行される<ref name="mynavi20180106" />。