「東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団」の版間の差分

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[[1997年]]9月には、[[ドイツ]]音楽、特に[[ワーグナー]]指揮者として名高い[[飯守泰次郎]]が常任指揮者に就任。飯守の情熱的な音楽創りと東京シティ・フィルとが織りなすエネルギッシュで豊かな音楽表現は、聴衆の多大な支持を集めている。特に[[2000年]]9月から4年がかりで展開してきた「東京シティ・フィル オーケストラル・オペラ『[[ニーベルングの指環]]』」全4部作上演(高島勲演出)では、飯守&東京シティ・フィルの創り出す高水準のワーグナー音楽が各方面から大きな反響を巻き起こすと共に、常に高い評価を得ることに成功。続く『[[ローエングリン]]』、「舞台神聖祝祭劇『[[パルジファル]]』」(鈴木敬介演出)でも高水準の音楽と舞台が評価され、『ローエングリン』で三菱信託音楽賞奨励賞を受賞した。
 
[[2002年]]4月、[[フランス]]音楽に造詣の深い[[パリ]]在住の指揮者・[[矢崎彦太郎]]が首席客演指揮者に就任。矢崎の最も得意とするフランス音楽の世界を幅広く系統だてて網羅した、「フランス音楽の彩と翳」と題する画期的なシリーズを展開。これまで余り馴染みのなかったフランス音楽を日本の楽壇に広めた点は特筆に価するものがある。
 
海外公演も積極的に取り組み、[[2003年]]2月には「ジャパン=[[シンガポール]]・アート・ウィーク2003」のオープニング・コンサートとして矢崎彦太郎とともにシンガポールに招かれ、2日間にわたって開催された東京シティ・フィル特別演奏会では満場の聴衆の喝采を受けるとともに、東アジア圏の芸術交流の分野でも重要な役割を果たした。また、日米交流150周年の節目にあたる[[2004年]]4月、「日米交流150周年記念 日米西海岸音楽祭」([[ロサンゼルス]]、[[サンフランシスコ]])に、[[2005年]]9月には「日-[[EU]]市民交流年 JAPAN-FRANCE ONGAKUSAI」(パリ、[[ランス]])に矢崎彦太郎と共に参加。いずれのコンサートでも聴衆のスタンディング・オベーションという最高の賛辞を与えられ、音楽を通じての各国相互交流事業の一翼を担った。