「酸解離定数」の版間の差分

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{{pKa}} , <ce> , chem
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'''酸解離定数'''(さんかいりていすう)は、[[酸]]の強さを定量的に表すための指標のひとつ。'''酸性度定数'''ともいう。酸から[[水素イオン]]が放出される[[解離 (化学)|解離反応]]を考え、その[[平衡定数]] '''''K''<sub>a</sub>''' またはその負の[[常用対数]] {{pKa}} によって表す。{{pKa}} が小さいほど強い酸であることを示す(''K''<sub>a</sub> が大きいことになる)。
 
同様に、[[塩基]]に対しては'''[[塩基解離定数''']] '''p''K''<sub>b</sub>''' が使用される。'''共役酸・塩基'''の関係では、酸解離定数と塩基解離定数のどちらかが分かれば、[[溶媒]]の[[自己解離]]定数を用いることで、互いに数値を変換することができる。
 
酸解離定数は、通常は[[電離]]すると考えない[[有機化合物]]の[[水素]]に対しても使用することができる。[[アルドール反応]]など、水素の引き抜きを伴う[[有機化学反応]]を考える際に有効となる。