「野球ユニフォーム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Okritre (会話 | 投稿記録)
Okritre (会話 | 投稿記録)
48行目:
=== シャツ ===
[[File:1904_New_York_Giants.jpg|thumb|right|200px|ピルボックス帽に襟付きのシャツを纏った1904年の[[サンフランシスコ・ジャイアンツ|ニューヨーク・ジャイアンツ]]。長袖、半袖、七分袖が混在している。]]
初期のシャツは[[折襟]]で[[長袖]]の、当時一般的であったスポーツシャツのスタイルを踏襲しており、[[ネクタイ]]を佩用している姿も確認できる。18701860年代にはチームのイニシャルを中央に施した胸当て付きのシャツが流行し、その後、紐で編み上げるスタイルを経て、1900年代には今日まで続くシングルブレストでボタン留めのスタイルに落ち着いた。1920年代には[[ジッパー]]式、1970年代にはボタンなしの[[プルオーバー]]タイプが流行したが、現在はまた伝統的なスタイルに回帰している。当初は長袖を捲り上げて着用していたが、1900年頃には七分袖程度となり、その後[[半袖]]や袖なしへと発展していく。ユニホームの下には下着としてのシャツを着用したが、これは今日に至るまでアンダーシャツという様式として残っている。折襟は1910年頃、[[立襟]]も1930年代にはほぼ消滅しているが、日本においては現在も短い立襟を付与する例が少なくない。生地は[[ウール]]または[[木綿|コットン]]の[[フランネル]]で、後には[[布帛]]も用いられた。かつては首周りと前立てに補強のための当て布が施されたが、素材の変化とともに省略されるようになり、現在では俗に「ラケットライン<ref>[[和製英語]]。英語では[[ラケット]]に張る[[カットグット|ガット]]の意味になるので注意。</ref>」と呼ばれるパイピングにその名残りを留めている。1970年代以降は[[ポリエステル]]の[[ニット|ダブルニット]]やメッシュ素材が用いられるようになり、伸縮性や通気性が格段に向上した。2000年代以降はアンダーシャツに[[コンプレッションウェア]]が用いられるようになり、旧来のものとは着用時の見た目が大きく変化している。
 
=== パンツ ===