「宇宙ステーション」の版間の差分

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天宮1号の更新、ISSセントリフュージ デモンストレーション、およびオーロラ・ステーション追加。
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=== 世代 ===
旧ソ連(後のロシア)では、宇宙ステーションを以下の3つの世代に分類していた。
 
;第1世代
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;[[天宮1号]]
:[[中華人民共和国|中国]]の宇宙ステーション試験機(ドッキング標的機)。本格的な宇宙ステーション建造のための試験機であり、主目的はランデブー・ドッキング技術の習得であることから「目標飛行器(ターゲット機)」と位置付けられている<ref name="sorae160916">{{Cite web|url=http://sorae.info/030201/2016_09_16_tiangong2.html|title=中国の宇宙ステーション計画がまた前進!「天宮二号」宇宙実験室を打ち上げ|publisher=sorae.jp|date=2016-09-16|accessdate=2016-09-18}}</ref>。このため宇宙飛行士が滞在できる期間は長くないが、小規模ながらも実験室を持っていた。[[2011年]]9月に打ち上げられ、[[2012年]]6月以降2度の有人運用を行った。2013年6月にドッキングして帰還を果たした神舟10号が最後のミッションとされており<ref>{{Cite web|url=http://sorae.jp/030201/4933.html|title=中国の有人宇宙船「神舟10号」、無事地球に帰還|publisher=sorae.jp|date=2013-06-26|accessdate=2015-11-19}}</ref>、以降の有人運用の予定は無くなった。その後も無人運用が続けられていたが、2016年3月に機能を喪失したと考えられ<ref>{{Cite web|url=http://www.newsweek.com/china-tiangong-1-out-control-space-station-crash-earth-2018-666836|title=CHINA’S OUT-OF-CONTROL TIANGONG-1 SPACE STATION TO CRASH BACK TO EARTH EARLY 2018|accessdate=2017-09-18}}</ref>、2018年の3月か4月ごろ2日に南太平洋に再突入すると予想さして失わている<ref>{{Cite web|url=http://sorae.info/030201/2018_03_08_tiangong-12018_04_02_ten3.html|title=中国実験モジュール「天宮1号」、3月末〜4月中旬頃に落下予測 被害の可能性は極小南太平洋上空で突入 大部分が燃え尽きる|publisher=sorae.jp|date=2018-0304-0802|accessdate=2018-0304-0912}}</ref>。
 
== 運用中の宇宙ステーション ==
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::;BA 2100
:::開発中の膨張式宇宙ホテル。これ単体で体積は2250立方メートルにもなり、BA 330の約7倍、ISS総体積と比較しても倍近い規模を誇る。
:;オリオン・スパン社
::2021年打ち上げ・2022年からの運用を構想する宇宙ホテル「{{仮リンク|オーロラ・ステーション|en|Aurora Space Station}}」が発表されている。クルー2名を含む6人が滞在可能とされる。<ref>{{Cite web|url=http://sorae.info/030201/2018_04_12_aurora.html|title=宇宙ホテル「オーロラ・ステーション」計画 12日間で約10億円、オリオン・スパンが発表|publisher=sorae.jp|date=2018-04-12|accessdate=2018-04-12}}</ref>
<!--↓以下の2社は長期間情報がなくペーパープランの疑いが強いので注意
:;[[エクスカリバー・アルマース]]社
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=== 人工重力 ===
宇宙ステーションは[[自由落下]]中であるため、そのままでは内部は[[無重量状態]](実際は微重力)である。そのため、長時間生活することによって[[筋肉]]が衰えたり、[[骨]]から[[カルシウム]]が溶け出したりするなどの悪影響が出る。また、無重量状態においては、気を付けていないとものが散乱してしまうため、ものの取り扱い、特に液体や粉末状の物などの取り扱いに十分な配慮が必要である。そこで遠心力を利用して、重力が発生しているのと同じような環境を作れるような宇宙ステーションが考案されている。実験レベルでは国際宇宙ステーションでも遠心力で重力を生み出すモジュール[[セントリフュージ]]が予定されていた。これは実際に日本で開発が進んでいたが、運用するアメリカ側が2005年に中止を決定したため実用には至っていない。その後、国際宇宙ステーションでは新たに人工重力の評価実験を行う[[Nautilus-X#ISSセントリフュージ デモンストレーション|ISSセントリフュージ デモンストレーション]]も構想されている
 
[[サイエンス・フィクション|SF]]作品にはそのような施設が数多くあり、回転軸を中心にした、車輪状の形状をした宇宙ステーションが考案されている。SF映画『[[2001年宇宙の旅]]』に出てくる宇宙ステーションがその代表的な例である。このタイプの宇宙ステーションは、[[スペースコロニー]]とも重なり、遠心力を擬似重力として利用した生活空間を内包する。