「灰エリオン沸石」の版間の差分

'''灰エリオン沸石'''（かいエリオンふっせき、 Erionite-(Ca)）は1967年に発表された[[新鉱物]]で、当時[[埼玉県立自然の博物館|秩父自然科学博物館]]に勤務していた[[鉱物学者]][[原田一雄]]などにより、[[沸石]]類を多産することで有名な[[新潟県]]の[[間瀬]]地区から発見された<ref>Harada, K. et al. (1967): Erionite, phillipsite and gonnardite in the amygdales of altered basalt from Mazé, Niigata Prefecture, Japan. Amer. Mineral., 52, 1785-1794.</ref>。 [[化学組成]]はCa₅[Si₂₆Al₁₀O₇₂]・30H₂Oで、[[六方晶系]]。沸石(ZeoriteZeolite)スーパーグループに属し、エリオン沸石には、他に[[カリウム]]や[[ナトリウム]]に富む種がある。