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*[[イタリア|イタリア共和国]]とイタリアSGI(イタリア創価学会仏教協会、[[:en:Soka Gakkai Italian Buddhist Institute|en]])との間に、2015年6月、インテーサ(宗教協約)<ref>インテーサとは、[[イタリア共和国憲法]]の第8条等に基づいた制度のこと。協約が発効されると、学校での[[宗教教育]]や教育・研究機関の設立が可能となり、地方自治体の管理する墓地内には専用区画が保障され宗教行事に伴う祭日・休日も公認されるなど宗教団体にはさまざまな権利が認められる。</ref>を調印。調印式は2015年6月27日に行われ、[[マッテオ・レンツィ]][[イタリアの首相|首相]]と[[フィレンツェ|フィレンツェ市]]のダリオ・ナルデッラ([[:en:Dario Nardella|en]])市長が出席、式典の様子はイタリアの[[国営放送|国営テレビ局]]が放送した<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=FsSSy1KXPog 調印式のテレビ報道]</ref><ref>[http://www.d3b.jp/npcolumn/5552 イタリア共和国がSGIと協約締結 ライター青山樹人]</ref>。2016年現在イタリアで承認された宗教団体は、12団体である<ref>[http://www.seikyoonline.jp/news/headline/2015/07/1218664_5061.html 聖教新聞2015年(平成27年)7月3日付]</ref>。
2016年7月15日付のイタリア政府の官報(164号)にイタリアSGIと締結した協約の法令が記載され、7月30日に発効された<ref>[http://mainichi.jp/articles/20160730/k00/00m/040/049000c毎日新聞2016年7月29日付]</ref>。
イタリア政府の官報によると、イタリアSGIには、[[学校]]など教育機関を自由に設立する権利や、会員が宗教的[[祭日]]を遵守する権利などが認められる。
 
=== SGIと国連===
「SGI国連事務所」の前身であるSGI国連連絡所が、[[アメリカ合衆国|アメリカ]][[ニューヨーク]][[スイス]][[ジュネーヴ]]に開設されてから2017年で20周年となった。創価学会の[[戸田城聖]]第2代会長は、「[[合]](以下、国連)について、[[20世紀]]の人類の英知の結晶である。この世界の希望の砦を、次の世紀へ断じて守り、断じて育てていかねばならないと訴えてきた。その志を継いだ[[池田大作]]SGI会長は、国連を「人類の議会」「グローバルな対話の場」と位置付け、国連中心主義の道を永遠に進むと明言してきた。1983年からは、「SGIの日」記念提言を発表し、国連を中心とした世界平和への具体的な方途を発信し続けている。
アンワルル・チョウドリ元国連事務次長は「40年以上も前、池田会長は『国連を守る世界市民の会』を提唱されています。この先見的な提案の価値は、現在の世界的な文脈の中で、より一層、明らかになってきました。SGIは国連本部においても、前向きな意思を持った国際NGOとしてしっかりと認識され、積極的な役割を果たしています』と評している。<ref>「聖教新聞」2017年1月30日付</ref>
 
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=== イギリスSGIの研究===
社会学者の[[ブライアン・ウィルソン]]はイギリスSGISGI(SGI-UK)の個別研究を通して、SGIの理念と運動の意味と役割についてこう論じている。
 
「SGIの[[仏教]]理念と運動は、[[キリスト教]][[]]の権威に基づく道徳の規制から人々を解き放ち、『個人の自立』『上からの権威に依存せず、自分の人生に自分自身で責任をとる』『[[自助努力]]』の必要性と大切さ、自分らしい生き方の追求を奨励する新たな規範を提供した。そして死後の救済を信じて禁欲的に生きるのではなく、変化する社会のなかで積極的に自分の可能性を追求し、自己表現の機会と、新しい人間関係の形成という、積極的で外交的な生き方を促したのである」<ref>『タイム トゥ チャント』紀伊國屋書店、p418</ref>
 
=== アメリカSGIの研究===
[[フィリップ・E・ハモンド]][[デヴィット・W・マハチェク]]の両は、アメリカSGISGI(SGI-USA)を個人・教団・社会という重層的なレベルで分析し、「アメリカSGIのメンバーは、自分の人生に責任を持つと同時に、自分の行動が他者、社会、環境に与える影響にも責任を持っている。そうした行動が今、自己変革を求めるアメリカの人々に受け入れられている」と言及している<ref>『アメリカの創価学会―適応と転換をめぐる社会学的考察』紀伊國屋書店</ref>
アメリカSGIのメンバーは、自分の人生に責任を持つと同時に、自分の行動が他者、社会、環境に与える影響にも責任を持っている。そうした行動が今、自己変革を求めるアメリカの人々に受け入れられている、と言及している。<ref>『アメリカの創価学会―適応と転換をめぐる社会学的考察』紀伊國屋書店</ref>
 
=== シンガポール創価学会への評価===
シンガポール創価学会(Singapore Soka Association、略称:SSA)では人民協会や数多くの宗教・文化団体、学術機関と交流を進め、[[シンガポール]]独立記念式典や国家行事に出演している。また、[[震災]][[自然災害]]が発生する際には、学会員SSAのメンバーが救援活動に率先していたりする。国際宗教社会学会の[[カール・ドブラーレ]]元会長は、創価学会の「人間革命」の哲学に注目し「創価学会は、日蓮の教えを通し、会員に『自己を見つめさせ』『仏法を基調に社会に貢献する』生き方を教える、『行動の仏教』」であると述べている。
 
=== 施設建設に関する議論 ===
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=== ブラジル創価学会 ===
[[ブラジル]]創価学会インターナショナル(ブラジルSGI)は2017年8月23日に新人事を発表し、新たにシラトリ・ミゲル理事長、知名ジュリオ首席副理事長らが着任した。<ref>[http://saopauloshimbun.com/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E5%89%B5%E4%BE%A1%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%80%80%E6%96%B0%E7%90%86%E4%BA%8B%E9%95%B7%E3%82%89%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%A8/ ブラジル創価学会 新理事長らを発表]</ref>
 
== 役員一覧 ==