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古第三紀は約6500万年前から約2300万年前までの時代<ref name="GB67">「地球生物学」 P67</ref>で、暁新世、始新世、漸新世からなる。気候は温暖であった白亜紀半ば以後徐々に低温化していったが、約3400万年前の始新世と漸新世の境界時代に南極大陸に巨大な氷床が形成された。これ以後が現在も続いている新生代後期氷河時代である<ref name="FBYHGEC137">「地球環境46億年の大変動史」 P137</ref>。
K-T境界の
暁新世末の約5500万年前に突発的な温暖化が起こり、海洋の中層から低層に生息していた有孔虫の35-50%が絶滅した。この時海洋深層水の温度は5-7℃<ref name="GB153">「地球生物学」 P153</ref>、気温は6-8℃上昇し5万年から10万年かけて元に戻った。原因として当時の海底に大量に存在していた[[メタンハイドレート]]が融解し、数千年の間<ref name="CEEL218">「生命と地球の共進化」 P218</ref>に炭素量換算1500ギガトンのメタンガスが大気中に放出され、メタンによる温室効果と その後メタンが酸化されてできる二酸化炭素による温室効果が想定されている<ref name="WKRHE296">「最新地球史が良くわかる本」 P296</ref>。またこの時メタンが放出されたとされる地形が北大西洋のノルウェー沖で見つかって2004年に発表されている<ref name="WKRHE299">「最新地球史が良くわかる本」 P299</ref>。1500ギガトンという温室効果ガスの量は、産業革命以来人類が発生させてきた二酸化炭素量と今後発生させると予想される二酸化炭素量の合計に匹敵するとされている<ref name="WKRHE297">「最新地球史が良くわかる本」 P297</ref>。
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