「2.5次元ミュージカル」の版間の差分

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'''2.5次元ミュージカル'''(2.5じげんミュージカル)は、[[漫画]]や[[アニメ]]、[[ゲーム]]などを原作・原案とした舞台芸術(主に[[ミュージカル]]形式)の一つ<ref name="2.5jigen_5">{{Cite news|title=美穂も賛同!日本漫画原作の舞台を世界へ|newspaper=テレ朝news|date=2014-03-23|author=|url=http://news.tv-asahi.co.jp/news_geinou/articles/hot_20140323_100.html|accessdate=2014-03-24|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140324001200/http://news.tv-asahi.co.jp/news_geinou/articles/hot_20140323_100.html|archivedate=2014年03月24日}}</ref><ref name="2.5jigen">{{Cite news |title= 【AJ2014】『DEATH NOTE』、『NARUTO -ナルト-』のミュージカル化構想も語られた! 『一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会』設立発表レポート!|newspaper= アニメイトTV|date= 2014-03-23|author= |url= http://www.animate.tv/news/details.php?id=1395560276|accessdate=2014-03-23}}</ref>。なお、「2.5次元ミュージカル」は、[[日本2.5次元ミュージカル協会|一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会]]が管理する[[登録商標]]である
 
== 概要 ==
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ミュージカル以外の形式もあるため、『2.5次元舞台』という呼称も用いられる<ref>[https://ddnavi.com/review/434986/a/ 広がり続ける「2.5次元ミュージカル」―年間300本を観た著者の思い | ダ・ヴィンチニュース]</ref>。
 
== 原作 ==
原作は[[漫画]][[アニメ]][[ゲーム]]などエンターテインメント作品であるが、『[[テニスの王子様]]』や『[[弱虫ペダル]]』など個性のあるキャラクターが多く登場し、女性人気の高い少年漫画が選ばれるという<ref name="itmedia_20140530"/>。
 
少女漫画としては『[[美少女戦士セーラームーン]]』などがある。
 
男性向け作品が選ばれることは少なく、『[[サクラ大戦]]』、『[[らき☆すた]]』、『[[WORKING!!]]』、『[[STEINS;GATE]]』などがあるものの、数年にわたるロングラン公演となったのは『[[サクラ大戦]]』のみであり、多くの作品は2週間程度で終了している。
 
== 歴史 ==
漫画を原作とした舞台作品[[1966年]]に[[江利チエミ]]特別公演として『[[サザエさん]]』のミュージカル、1969年に[[芸術座]]が「東宝みどりの会第一回公演」として[[巨人の星]]の舞台が上演されている。しかし1960年代までは特殊な演目と見なされており、ロングランにはいたらなかった。[[1974年]]には[[宝塚歌劇団]]が『[[ベルサイユのばら (宝塚歌劇)|ベルサイユのばら]]』を上演し人気作となっており、これが2.5次元ミュージカルの源流とされる<ref>[http://www.oricon.co.jp/special/47672/ 最近よく聞く“2.5次元”、その定義とは? | ORICON NEWS] - [[オリコン]]</ref>。
 
アニメ原作としては[[イマジンミュージカル]]が[[愛少女ポリアンナ物語]]([[1985年]])などを上演し、特に[[劇団四季]]は[[ウォルト・ディズニー・カンパニー]]のアニメを原作としたミュージカル作品を多く上演しているが、あくまで劇団の一演目であった。
 
1990年代前半から『[[聖闘士星矢]]』や『美少女戦士セーラームーン』など、女性に人気の高いエンターテインメント作品がミュージカル化されているが、公演形態は従来のミュージカルと同様であった。
 
1997年に[[サクラ大戦シリーズ]]のメディアミックスとして[[声優]]が舞台上で担当キャラクターを演じるミュージカルを上演しているが、総合プロデューサーの[[広井王子]]は声優のキャスティング段階で舞台公演を視野に入れていたと発言している<ref>[[NHK-BS]]「日曜シアター“山川静夫の新・華麗なる招待席”」、2007年3月放送</ref>。
 
[[2003年]]4月30日から[[東京芸術劇場]]で開催された『[[テニスの王子様]]』のミュージカル版『[[ミュージカル・テニスの王子様]]』は「キャストは男性のみ」「女性に人気の少年漫画が原作」「多彩なキャラクターによるスポーツ物」という2.5次元ミュージカルで現在主流となる要素が揃い、2.5次元ミュージカルの元祖とされている。しかし原作のファンにはミュージカルという形態がなじみがないため認知度が低く、初日は座席が3分の1しか埋まらないなど低調なスタートであった<ref> {{Cite web|date=2013-11-10|url=http://news.ameba.jp/20131110-64/|title=【テニミュ】マジ半端ない! 『テニスの王子様ミュージカル』10年の軌跡と魅力を徹底解剖|accessdate=2014-05-14}} </ref>。しかし、[[口コミ]]などにより徐々に動員数が増加し[[2017年]]現在も続くヒットシリーズとなった。[[集英社]]ではこの人気を受けて『[[NARUTO]]』『[[BLEACH]]』『[[ハイキュー!!]]』など、[[週刊少年ジャンプ]]の人気作品を次々にミュージカル化している。他の出版社でも[[弱虫ペダル]]など女性に人気の高い漫画作品のミュージカル化で追従している。また[[戦国BASARA]]などゲーム作品のミュージカル化も行われた。
 
[[2003年]]以降は動員数も増加していた<ref name="2.5jigen"/>が、2014年には宝塚歌劇の100周年記念などの影響でやや減少している<ref name=nikkei20160901 />。
 
== ミュージカル以外 ==
『[[ラブライブ!]]』など出演[[声優]]がメディアミックスとして行う音楽イベントや、『[[ONE PIECE]]』の[[ONE PIECE#舞台|スーパー歌舞伎]]なども2.5次元ミュージカルと関連付けて報道される<ref name=nikkei20160901 />。
 
[[バレエ]]作品では[[ドラゴンクエストシリーズ]]』による『[[バレエ「ドラゴン・クエスト」]]』が上演された。
 
== 脚注 ==
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{{デフォルトソート:にてんこしけんみゆうしかる}}
 
[[Category:2.5次元ミュージカル|*]]
[[Category:日本の演劇]]
[[Category:演劇のジャンル]]
[[Category:翻案劇]]