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== 日本語における原名 ==
もともとの呼び名は「[[アシ]]」であり、[[日本書紀]]に著れる『[[葦原中国|豊葦原(とよあしはら)の国]]』のようにおよそ[[平安時代]]までは「アシ」と呼ばれていたようである。[[更級日記]]においても[[関東平野]]の光景を「[[武蔵野]]の名花と聞く[[ムラサキ]]も咲いておらず、アシや[[オギ]]が馬上の人が隠れるほどに生い茂っている」と書かれている。
 
[[8世紀]]、日本で[[律令制]]が布かれて全国に及び、[[人名]]や[[土地]]の[[名前]]に[[縁起]]のよい[[漢字]]2字を用いる[[好字]]が一般化した。「アシ」についても「悪し」を想起させ連想させ縁起が悪いとし、「悪し」の反対の意味の「良し」に変え、[[葦原]]が[[吉原]]になるなどし、「ヨシ」となった。このような経緯のため「アシ」「ヨシ」の呼び方の違いは地域により変わるのではなく、新旧の違いでしか無い。現在も[[標準和名]]としては、ヨシが用いられる。これらの名はよく似た姿のイネ科にも流用され、[[クサヨシ]]、[[アイアシ]]など和名にも使われている。