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== 概要 ==
打者はバッタースボックスに両足を置いた状態で打撃を行わなければならない。打撃姿勢をとる段階では、両足をバッタースボックスの内に置くことが要求されているが<ref>公認野球規則6.03</ref>、実際に打撃を行う際には、片足でも完全にバッタースボックスの外に出て打撃を行った場合に、反則打球とみなされる。ここでバッタースボックスを示す白線はバッタースボックスの一部であり<ref>公認野球規則6.03【付記】</ref>、白線を踏んでいる(少しでも足が白線にかかっている)限りは、反則打球とならない。また、反則打球はバットに投球が当たったときにのみ適用されるため、打球が[[フェアボール|フェア]]であるか[[ファウルボール|ファウル]]であるかは問わないし、[[ファウルチップ]]でも適用され、[[空振り]]の場合は適用されない。
 
本塁を踏んだ状態でバットを投球に当てるとアウトとする処置を見かけるが、これは誤りであり、野球では踵など足の一部がバッタースボックス内または白線上にあれば、同時につま先が本塁を踏んだ状態であっても反則打球にはならない([[ソフトボール]]はアウトになる<ref>OFFICIAL RULES OF SOFTBALL 1.48b</ref>)。
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== 措置 ==
打者は[[アウト (野球)|アウト]]となる。塁上の走者は進塁できず、[[投球当時]]の占有塁に戻らなければならない。打者の最も近くにいる[[捕手]]に[[刺殺]]1がつき、[[補殺]]は誰にもつかない。
 
=== 備考 ===
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== 実際に起こった例 ==
* [[第74回全国高等学校野球選手権大会]]、3回戦・[[天理高等学校|天理高校]]([[全国高等学校野球選手権奈良大会|奈良代表]])対[[東海大学付属甲府高等学校|東海大甲府高校]]([[全国高等学校野球選手権山梨大会|山梨代表]])戦([[1992年]][[8月21日]])の2回裏、東海大甲府高校の攻撃時に、1死満塁から東海大甲府高校の左打者がスクイズを試みて三塁走者が本塁生還し同点(天理 1 - 1 東海大甲府)となったかと思えに触れたが、[[球審]]は、東海大甲府高校の打者が[[スクイズプレイ]]の際、バッターボックスから左足を完全にはみ出しバットに投球を当てた反則打球と判定した。球審は東海大甲府高校の三塁走者にアウトを宣告し、一・二塁走者は投手の投球当時の占有塁へ戻され、東海大甲府高校の打者は元のボールカウントから打ち直しとなった(※当時の規則による)。なお、当時の実況アナウンサーはこの時「不正打球」と表現している。結果試合は天理高校が 7 - 4 東海大甲府、天理高校が勝利を収めた<ref>[http://www.asahi.com/koshien/game/1992/400/7983/ 朝日新聞デジタル 第74回全国高校野球選手権大会・3回戦(天理 7 - 4 東海大甲府)]</ref>。
* [[本多雄一]]は、[[日本プロ野球]]の{{by|2013年}}シーズンにおいて、反則打球を2度犯している。
** 4月18日に[[宮城球場|日本製紙クリネックススタジアム宮城]]で開催された[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]対[[福岡ソフトバンクホークス]]第6回戦の1回表、ソフトバンクの攻撃。無死一塁で打者の本多がバントを試みて投球をバットに当てたが、この際に本多の左足がバッタースボックスから完全にはみ出していた。球審の[[友寄正人]]は即座にプレイを止め、本多にアウトを宣告した。
** 2013年5月2日に[[福岡ドーム|福岡 ヤフオク!ドーム]]で開催されたソフトバンク対[[埼玉西武ライオンズ]]第5回戦の2回裏、ソフトバンクの攻撃。一死三塁で打者の本多がスクイズプレイを試みて投球にバットを当てたが、この際に本多の左足がバッタースボックスから完全にはみ出していた。球審の[[敷田直人]]は反則打球として本多にアウトを宣告し、走者は三塁に戻された。このあと次打者も凡退し、この三塁走者は得点できなかった。しかしもしこれが反則打球でなければ三塁走者は本塁でタッチアウトとなっていた。
 
== 脚注 ==