「ヤマハ・KXシリーズ」の版間の差分

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: [[1983年]]7月1日発売。KXシリーズの最初の機種であり、44鍵を備えるギター感覚のDX専用の外部音源を演奏するためのプロフェッショナルな[[ショルダーキーボード]]。イニシャルタッチ(鍵盤押下時の強さ検知)・[[アフタータッチ]]付。色はキャンディトーンレッド(赤色)とパールホワイト(真珠色な白色)の2カラーのバリエーションがある。ショルダーキーボードの中では世界的に名機でもある。日本では向谷実がカシオペアのツアーで使用したり、小室哲哉がTM NETWORKの結成当初の1983年~1984年あたりのテレビ出演で白色のKX1使用していて金曜日のライオンのPVでも使用されている。海外ではハービー・ハンコック、トーマス・アンダース、ジョージ・デューク、ジェフ・ローバーなどもKX1を使用している。また1983年同時期ぐらいに発売された同じく [[ヤマハ・DXシリーズ]]のDX1の木製質量反力鍵盤同様にKX1のボディにも一部木製で作られている部分がありロングセラーのKX5よりも当然生産数が明らかに少なく、ショルダーキーボードではないが、同シリーズのKX76やKX88よりもかなりのレアな機種だと言える。またMIDI楽器をリモートコントロールするためのショルダーキーボードだけであって当時20万円と高額で発売されていた。
; KX5
: [[1984年]]5月1日発売。37鍵を備える外部音源を演奏するための小型で軽量の[[ショルダーキーボード]]である。イニシャル・アフタータッチ付き。リボンコントローラでピッチベンドを操作可能。MIDIチャンネルのセレクターで、2系統の音源の切り替えも可能。色はブラックレザーサテンとシルバーメタリックの2カラーのバリエーションがある。発売から15年以上経って絶版となったロングセラーであるため現在も中古市場などでも入手がしやすく、今でもかなりの人気の機種でもある。そのためKX5はショルダーキーボードの定番機種となり発売当時からショルダーキーボードの中では世界的に名機でもあった。小室哲哉用のカスタマイズモデルとして、外板全体が銀色の鏡面仕上げのものも作られた。浅倉大介もカスタマイズモデルを使用しており、黒鍵が金色、白鍵が銀色に塗装されているものである。坂本龍一は1986年に初のソロツアーをスタートさせる際に、ラジオ番組で「ショルダーキーボードだけは絶対に使いたくない」という旨の発言をしたが、いざツアーが始まってみるとアンコールでKX5を弾きまくり、ファンが苦笑したというエピソードもある。日本では他にも向谷実(元CASIOPEA)、和泉宏隆(元T-SQUARE)も使用。チック・コリアは1985年のエレクトリック・バンド結成時より長きに渡り使用し、他に有名な海外のアーティストとしては、A-ha、ハワード・ジョーンズ、トーマス・ドルビー、 ヤン・ハマー、トーマス・アンダース、デビー・ギブソンなどが使用していた。軽量モデルのため女性奏者の使用も多く、古くはCOSMOSの土居慶子、最近では桃井はるこが使用している。
; KX76
: [[1985年|1985年12月1日]]発売。76鍵のマスターキーボード。イニシャル/アフタータッチ付。上下2オクターブの移調が可能。32音色×2チャンネルの音色選択キー、19個のコントローラー、パネル設定を16種まで記憶可能。シンセサイザー、トーンジェネレーター、リズムマシーン、シーケンサーまで、MIDIのすべてを縦横無尽にコントロールが可能。外観は一般的な[[シンセサイザー]]だが音源は内蔵されず、[[ヤマハ・TXシリーズ|TX816]]などの外部音源と接続して演奏するキーボードである。MIDIマスターキーボードではプロフェッショナルの世界的に名機でもありこれも世界的に名機であるYAMAHAのDX7やDX7ⅡFD、TX816、KORGのM1、RolandのD50などと一緒に使用されていることが当時は多かった。日本では向谷実(元カシオペア)1986年からヤマハEX5を使用する1998年頃まで使用している。THE SQUAREの在籍時の和泉宏隆(元T-SQUARE)も使用している。1986年のTM NETWORKのコンサートでは小室哲哉が3段積みのKX76をメインキーボードとして使用していた。海外では、イエス在籍時のトニー・ケイ、デヴィッド・ペイチ(TOTO)、スティーヴ・ポーカロ(TOTO)、チック・コリアも使用していた。
; KX88
: [[1985年|1985]]年1月1日発売。88鍵[[ピアノ]]タッチ鍵盤のマスターキーボード。KXシリーズの最高機種。イニシャル/アフタータッチ付。上下2オクターブの移調が可能。32音色×2チャンネルの音色選択キー、19個のコントローラー、パネル設定を16種まで記憶可能。シンセサイザー、トーンジェネレーター、リズムマシーン、シーケンサーまで、MIDIのすべてを縦横無尽にコントロールが可能。鍵盤の数とピアノタッチ鍵盤以外はKX76と同様で外観は一般的なシンセサイザーだが音源は内蔵されず、[[ヤマハ・TXシリーズ|TX816]]などの外部音源と接続して演奏するキーボードである。KX76と同様にMIDIマスターキーボードではプロフェッショナルの世界的に名機でもありこれも世界的に名機であるYAMAHAのDX7やDX7ⅡFD、TX816、KORGのM1、RolandのD50D-50などと一緒に使用されていることが当時は多かった。小田和正がオフコース時代からソロ活動の初期(1990年代中頃)まで使用していた。向谷実(元カシオペア)は発売当初から長きに渡り(1985年から2001年頃まで)メインのキーボードとして使用していた。小田和正もオフコース時代からソロ活動の初期(1990年代中頃)まで使用していた。TM NETWORKのCAROLのコンサートでも小室哲哉が使用していた。他にも海外ではA-ha、チック・コリア、レイ・チャールズ、デヴィッド・ペイチ(TOTO)、スティーヴ・ポーカロ(TOTO)、マイク・リンダップ(Level42)、ラッセル・フェランテ(イエロージャケッツ)なども使用していた。
 
=== USBキーボードスタジオ シリーズ ===