「ハマカーン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Gorugon1025 (会話 | 投稿記録)
Gorugon1025 (会話 | 投稿記録)
115行目:
* 今大会は前年のスタイルから一転してボケ・ツッコミを逆転し、上述にもあるように「'''神田の女子的目線から放たれるウザい意見に浜谷が感情的に突っ込み、それに対して神田が奇妙に理論的な理屈でやりこめて浜谷が思わず反省してしまう'''」というスタイルのネタで挑んだ事が功を奏した。このスタイルが出来たのは、昨年の第1回大会終了後、年が明けた後に浜谷が神田に対して「'''もうあなたは何にも考えなくていいよ。普段考えていることをペラペラ話してください'''」と言った事が発端だったという<ref name="hama"/>。更に2人はこの漫才スタイルについて「'''かどっこに追い込まれて、『どうしよう』と思っていたらちょっと隙間があったからスッと入ってみたんですよ。そしたら『THE MANZAI』で優勝できたっていう感じなんです(笑)'''。('''浜谷''')」「テレビでこのネタをやっても、まず『お前ら誰だよ』が先にあるだろうなって。だから、'''こんな漫才が通じるわけがないと思ってました'''。『お前らの漫才、進化したな』って言ってくれる方もいたんですけど、進化でもなんでもないですから(笑)。('''神田''')」「そうなんですよ。'''進化じゃなくて、退化なんです'''。もともとの“神田さん”に戻っただけなんですよ。'''13年かけてツッコミという技術を学んできて、ネタを作る技術を学んできて、13年目に全部捨てたんです(笑)'''。('''浜谷''')」「'''スタイルを変えたっていう意識もなかったですからね'''。月1、2本の新ネタを作っていたら、徐々に僕がツッコまないで浜谷さんがツッコむ要素が増えていったっていう感じで。('''神田''')」などと語っており、悩みに悩みぬいて閃いたのではなく、偶然の産物であった事を告白している<ref name="hama"/>。
** しかし、浜谷は記者からの「お2人が優勝された後、記者の方たちは「どっちがボケでどっちがツッコミって書けばいいの?」と、ちょっと混乱しているようでしたが(笑)。」という質問に対しては「ああ、それはうれしいなぁ…。'''そんな漫才ができたら理想的だなと思っていたことがあったんですよね'''。」としみじみと語っていた<ref name="hama"/>。
* 第2回大会で審査員を務めた[[大竹まこと]]は、ハマカーンとは自身のラジオ番組で共演するなど親交があり、本番前には2人に対して「情けは一切かけないよ」と厳しい姿勢を見せていたが、大会終了後に放送された自身のラジオ番組では「'''ハマカーンが一番面白かったんだよ!'''」と声を震わせるなど手放しで褒め称えていた。その理由を大竹は「'''他のネタは、話の流れからどう笑いを取っていくか分かるのだが、ハマカーンのネタは(観客を)どこ連れて行っていくのか、思いもよらない展開のおもしろさがあった'''。」と説明しており、大絶賛していた。また、神田のフリに対しては'''キャラに合った無理のない等身大のフリで、実に的確だった'''」「'''よっぽど鍛えたのであろう'''」とも語り、こちらも高く評価していた<ref>{{cite news|url=http://japan.techinsight.jp/2012/12/naomaru201212172354.html|title=【エンタがビタミン♪】『THE MANZAI』審査員・大竹まこと。優勝者・ハマカーンと審査方法について称賛。|newspaper=Techinsight|date=2012-12-18|accessdate=2018-05-01}}</ref>。
* 大会最高顧問の[[ビートたけし]]は今大会のハマカーンの漫才に対して「3組が(ファイナルラウンドに)出たのはわかる。ただ、ほかの2組がちょっと(ネタの)頭のほうを“とちった”な、と。ネタの選択やテンポを間違えた。'''こっち(ハマカーン)のテンポが、みんな笑い疲れたときに、いちばん合った。実力的には変わらないけど、現場の雰囲気がハマった、という感じかな'''。」「納得の3組なんだけど、最後(=ファイナルラウンド)のやり方、負けたほうは間違えたんだなぁ、って。決勝前のほうが全然出来がよかった。ちょっと薄かったよね。'''こっち(ハマカーン)はちょっと上がってた'''。」と評していた<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/owarai/news/81685|title=スタイル変更が吉、ハマカーンのTHE MANZAI優勝会見|newspaper=お笑いナタリー|date=2012-12-16|accessdate=2018-05-01}}</ref>。
* お笑い評論家の[[ラリー遠田]]は今大会でハマカーンが披露した漫才に対し「'''従来のしゃべくり漫才のスタイルを一段進化させて、独自の型を作り出すことができた'''。」と評している。また、「'''ハマカーンの漫才で表現されているのは、日常会話のリアリティだ'''。私たちがふだん会話をするときには、一方的にボケ続ける『ボケ役』や、ただつっこむだけの『ツッコミ役』など存在しない。会話の流れによって、主導権を握る人は移り変わっていくし、誰がまともで誰がおかしいのかは決まっていない。1人が妙なことを言うときもあれば、別の人がもっとおかしなことを口走ってしまうこともある。それらすべてをひっくるめて、人と人との会話は面白い。'''ハマカーンは日常会話のスリリングな面白さのエッセンスを抽出して、漫才の形にまとめることに成功した'''。」「いわばそれは、'''攻撃側と守備側が固定されている『野球』型の漫才ではなく、攻撃側と守備側がめまぐるしく入れ替わる『サッカー』型の漫才'''だ。'''どんな体勢からでも笑いが取れるハマカーンの最新型しゃべくり漫才は、漫才の歴史に名を残す極上の逸品'''だ。」などと語り、かなりの高評価を下している<ref>{{cite news|url=http://news.nicovideo.jp/watch/nw464410|title=お笑い評論家・ラリー遠田が見た『THE MANZAI 2012』徹底批評!|newspaper=ニコニコニュース|date=2012-12-18|accessdate=2018-05-01}}</ref>。