「八丁味噌」の版間の差分

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同年3月14日、岡崎の2社は不服審査請求を同省に申し立てた<ref>『中日新聞』2018年3月15日付朝刊、県内版、19面、「八丁味噌 登録はずれた老舗2社 岡崎市鈍い支援」。</ref>。3月16日、政府は[[閣議 (日本)|閣議]]で2社が「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」に加入するか、生産者団体として追加申請して認められればGI表示ができるとの答弁書を決定した<ref>『中日新聞』2018年3月17日付朝刊、県内版、19面、「団体加入か追加申請を 八丁味噌 老舗側巡り政府答弁書」。</ref>。[[岡崎市議会]]は3月定例会最終日の3月22日、利害関係者の合意形成を国が指導、調整するように求める意見書案を全会一致で可決<ref>{{cite news |url =http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180323/CK2018032302000058.html | title =八丁味噌「国が調整を」 岡崎市議会が意見書案可決 | publisher = 中日新聞| date= 2018-3-23| accessdate =2018-3-25}}</ref>。続いて3月27日、[[内田康宏]]市長と加藤義幸議長は農林水産省を訪れ、[[礒崎陽輔]][[副大臣]]に議会で可決された意見書を提出した<ref>『中日新聞』2018年3月28日付朝刊、西三河版、18面、「八丁味噌登録『調整を』 岡崎市長ら農水省に意見書」。</ref>。内田は記者団に「2社の追加登録しか方法がない」と見解を述べた<ref>{{cite news |url =https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28653850X20C18A3CN8000/ | title =八丁味噌論争、国が調整を 岡崎市長が要望 | publisher = [[日本経済新聞]]| date= 2018-3-27| accessdate =2018-3-31}}</ref>。
 
ヨーロッパの中でもGIの歴史が長いフランスでは、対象産品の科学的な調査をし、他地域では簡単にまねできない製法などの独自性があるかを専門機関が審査する。ところが日本には専門の調査機関がないことから、八丁味噌は「実質的に世界中どこでもつくれる産品」がGI認定を受けることとなった。[[愛知学院大学]]の関根佳恵准教授は「GIの根幹にある[[テロワール]](Terroir)を無視している」と現在の日本の制度を批判している<ref>{{cite news |url =http://www.chunichi.co.jp/article/feature/newswotou/list/CK2018042902100011.html | title =老舗が外れた「八丁味噌」GI登録 森田真奈子(岡崎支局) | publisher = 中日新聞 | date= 2018-4-29| accessdate =2018-5-5}}</ref>。
 
== 備考 ==