「SFドラマ 猿の軍団」の版間の差分

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=== 造形・メイク ===
当時は[[特殊メイク]]が職種として確立されていなかったため、猿の[[化粧|メーキャップ]]には時代劇の[[床山]]である田宮宏祐が起用された{{Sfn|円谷プロ画報|2013|p=178}}{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=112}}。また、猿のマスクの造形は、[[ピー・プロダクション|ピープロ]]作品での参加が多いゼン工芸が担当した{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=106、112}}。放送前の報道では猿のマスクは約50体用意され、1体の製作費は約5万円と報じている<ref name="f9">『福島民報』1974年9月13日付朝刊、9面。</ref>
 
主役級の猿は、俳優がマスクを被った後に皮膚とマスクの間を違和感がなくなるようラバー素材でつないでいる{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=112}}<ref name="f9"/>。エキストラの猿はつなぎのメイクは施されず、目元を黒塗りにすることで違和感を抑えている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=112}}。メーク担当の田宮宏祐は当時の記事の中で、「目とマスクの境界線を隠すのが難しく、造形側と打ち合わせが十分でなかったためやりにくい」と述べている<ref name="f9"/>
 
* ゲバー役の[[畠山麦]]が、クランクイン前にマスクを被って走るテストを行っていた最中に倒れて救急車で運ばれるという事故があった{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=113、115}}。ビップ大臣役の[[大前均]]はクランクインが夏であったため、暑さのため顔中が水ぶくれになってしまい、「被っても一時間でダメになってしまう」と述べている<ref name="f9"/>
 
=== 特撮 ===
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== 備考 ==
* 原作者らは本作への思い入れが強く、小松左京は後年もSF作家の集まりで本作の話題をよく出していたという<ref name = "豊田" />。また豊田有恒も『ヤマト』より本作の方が愛着があると述べている<ref name = "豊田" />。
* 畠山の事故以外にもスタッフが負傷する事態が多く、主演の[[潮哲也]]は霊媒師にお祓いを受けたという<ref name = "潮">{{Harvnb|SFドラマ大図鑑|2013|p=113|loc=Pickup Interview 潮哲也}}</ref>。
* ゲバー役の[[畠山麦]]が、クランクイン前にマスクを被って走るテストを行っていた最中に倒れて救急車で運ばれるという事故があった{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=113、115}}。
* 畠山の事故以外にもスタッフが負傷する事態が多く、主演の[[潮哲也]]は霊媒師にお祓いを受けたという<ref name = "潮">{{Harvnb|SFドラマ大図鑑|2013|p=113|loc=Pickup Interview 潮哲也}}</ref>。
* 当時14歳であったユリカ役の[[斉藤浩子]]は本作の撮影のために中学校の修学旅行に参加できなかった{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=120、124}}。
* ペペ役の滝田一恵は[[乗り物酔い|車に酔う体質]]で、ロケバスに乗る際は催眠術が特技であったサボ役の[[団巌]]が催眠術で眠らせていた<ref name = "潮" />。