「ハードディスクドライブ」の版間の差分

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: [[1990年代]]以降、[[デスクトップパソコン]]や[[サーバー]]用途で主流となっているサイズ。インターフェースは、サーバー用途ではSCSIやSASが中心で、一般市場向け製品ではシリアルATAが中心である。駆動に必要な電圧は、モーター用が12V、データ用が5Vと電圧が別々になっている。また、NAS対応機器ではこのサイズに合わせて設計されているものが多い。
; 2.5インチ
: [[ノートパソコン]]用の主流。3.5インチに比べ容量あたりの価格は高い傾向があるものの、小型の製品に適している。省スペース型のデスクトップパソコン、[[カーナビゲーション|カーナビ]]、HDDレコーダー、[[ゲーム機]]などでも利用されている。また、サーバー向けの製品もあり、消費電力を抑えることを重視しているデータセンターなどで用いられている。回転数は一般的向けには5400rpm5400 rpmないし7200rpm7,200 rpmで、サーバー向けやハイエンドデスクトップ向けに10000rpm10,000 rpm以上の物もある。カーナビ向けにはさらに高耐衝撃、高耐振動性、そして耐高温性にすぐれたモデルも存在する。駆動に必要な電圧は、モーター用とデータ用で5V5 V共用であり、外付タイプの製品ではUSBバスパワー対応の製品が多い。
; 1.8インチ
: 大部分の小型軽量タイプのノートパソコン用、[[iPod]](現 iPod Classicシリーズ)に代表される[[デジタルオーディオプレーヤー|携帯型音楽プレーヤ]]、携帯型[[映像機器|ビデオプレーヤ]]用。ハードディスク[[PCカード]]の[[モバイルディスク]]という単体商品もあった。1.89インチと扱われる場合もある。ノートパソコン用としては2.5インチと接続コネクタ形状が同じ日立GSTタイプとPCカード型(ただしモバイルディスクとは異なりPCカードスロットには対応していない)の東芝タイプがある。東芝タイプ特殊な50ピンコネクタを持つパラレルATAタイプとSATAマイクロコネクタを持つタイプがある。また、携帯音楽プレーヤーなどの組み込み向けにフィルム線を直接接続するZIFZIF([[:en:Zero insertion force|英語版]])コネクタタイプとLIFLIF([[:en:Low insertion force|英語版]])コネクタタイプ(いずれもパラレルATA)が存在する。このタイプは東芝が最後まで生産を続けていたが、2011年1月発表の製品を最後に生産は終了された。
; 1.3インチ
: [[ヒューレット・パッカード|HP]]製[[キティホーク (記憶装置)|キティホーク]]などの例があったが、基本的に採用例の少ないサイズ。[[2008年]]時点でサムスン電子のみ生産していたが、フラッシュメモリに押されて生産中止となった。
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: 単体では[[マイクロドライブ]]と呼ばれる[[商標]]のものが一般的に知られている。高性能[[デジタルカメラ]]や小型[[デジタルオーディオプレーヤー|携帯型音楽プレーヤー]]、[[携帯情報端末|PDA]]にも採用された。フラッシュメモリとの競合で、2008年頃にはほぼ完全に廃れている。
; 0.85インチ
: [[東芝]]が[[2003年]]に開発した<ref>[http://www.toshiba.co.jp/about/press/2004_01/pr_j0801.htm モバイル機器に搭載可能な0.85型ハードディスクドライブの開発について] - 東芝プレスリリース(2004年1月8日発表)2018年5月11日閲覧</ref>。同社製デジタルビデオカメラや、[[Au (携帯電話)|au]]向け[[携帯電話]] [[MUSIC-HDD|MUSIC-HDD W41T]]にも搭載されている。内部のプラッタは0.85インチ=21.6mmで、これは[[五円硬貨]]とほぼ同じサイズ。2007年以降から同サイズでの新製品が発表されていない。
 
=== ドライブの厚さ ===