「ライブスチーム」の版間の差分

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1970年代初頭に『模型とラジオ』の[[スクールズ級]]の製作記事を読んだアスター精機 (現・[[アスターホビー]]) の社員達が、[[一番ゲージ]]のライブスチーム製品への進出を検討していた[[フルグレックス]]社の要請に応じて 当時、主力商品だった機械式レジスタの電子化によって雇用の危機に陥っていた同社の精密機械部門の起死回生の一環として取り組んだ<ref>[http://www.southernsteamtrains.com/misc/JvR-Aster-Development.htm Notes on the Development of the Aster Marque 1975 to 1997]</ref>。その結果、誰でも組み立てができる1番ゲージの100%機械加工済みのキットを1975年に販売した。このキットの登場で、これまで機械設備を持たず、欲しくても手に入れることのできなかった愛好者の拡大に繋がった。これ以降はライブスチームルネッサンスとも呼ばれ、その後、新規参入・再参入によりメーカーは徐々に増えた。[[アメリカ合衆国|アメリカ]]のRoundhouse、Chedder、[[Accucraft]]、[[イギリス]]の[[Mamod]]、[[ホーンビィ]]、[[バセット・ローク]]、[[ドイツ]]の[[メルクリン]]、[[REGNER]]からもライブスチーム製品が発売されている。
 
生産に工数が掛かり構造が複雑なため、電気で蒸気を発生させる方式を採用している一部欧州メーカーの製品を除き、市販品では他の模型よりも高価で、[[日本円]]にして100万円台の製品もあるが、自分で組み立てる場合には工業科の学生の実習の一環として製造される事例もありそれ程高価ではない<ref>[[日本工業大学駒場中学校・高等学校|日本工業大学付属高校]]の機械科では、[[国鉄9600形蒸気機関車|9600形蒸気機関車]]の1/10スケールの模型を実習の一環として製作していた。</ref>。大型のものについては、後部に[[客車]]を連結し人間を乗せての走行も可能なことから、[[理系]][[大学]]や[[工業高校]]における[[文化祭|学校祭]]、[[鉄道事業者|鉄道会社]]や[[鉄道保存展示施設|保存施設]]などのイベントで走る姿を見かけることもある。これらは近年、新聞などで「ミニSL」という通称で紹介されている。
 
== 船舶模型 ==