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== 概要 ==
清水寺は法相宗(南都六宗の一)系の寺院で、[[広隆寺]]、[[鞍馬寺]]とともに、[[平安京]]遷都以前からの歴史をもつ、京都では数少ない寺院の1つである。また、[[石山寺]]([[滋賀県]][[大津市]])、[[長谷寺]]([[奈良県]][[桜井市]])などと並び、日本でも有数の観音霊場であり、[[鹿苑寺]](金閣寺)、[[嵐山]]などと並ぶ京都市内でも有数の観光地として有名であり、季節を問わず多くの参詣者が訪れる。また、修学旅行で多くの学生が訪れる。[[古都京都の文化財]]として[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]世界遺産に登録されている。是非とも行
 
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清水寺の宗旨は、当初は法相宗で、平安時代中期からは[[真言宗]]を兼宗していた。明治時代初期に一時真言宗醍醐派に属するが、明治18年(1885年)に法相宗に復す。昭和40年(1965年)に当時の住職大西良慶が北法相宗を立宗して法相宗から独立した。<ref>(横山、2008)、pp.10 - 12</ref>
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=== 境内の概要 ===
境内は標高242メートルの清水山(音羽山)中腹に石垣を築いて整地され、多くの建物が軒を接するように建ち並んでいる。入口の仁王門を過ぎ、西門、三重塔、鐘楼、経堂、開山堂(田村堂)、朝倉堂などを経て本堂に至る。本堂の先、境内の東側には北から釈迦堂、阿弥陀堂、奥の院が崖に面して建つ。本堂東側の石段を下りた先には寺名の由来でもある名水が3本の筧(かけい)から流れ落ちており、「[[音羽の滝]]」と呼ばれている<ref>「音羽の水」とも。飲料可。
 
: 小野芳朗『水の環境史「京の名水」はなぜ失われたか』(PHP新書) PHP研究所、2001年 p.208 ISBN 9784569616186</ref>。音羽の滝からさらに南へ進むと、「錦雲渓」と呼ばれる谷を越えた先に塔頭寺院の泰産寺があり、「子安塔」と呼ばれる小さな三重塔がある。北には清水寺本坊の成就院がある。