「鉄腕バーディー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
編集の要約なし
447行目:
: 『EVOLUTION』から登場。防衛省の参事官で、失脚した重信の後任。重信と同様厚生労働省の出身である。何かにつけ、「前任者とは違う」ことを強調する。「地球外からの脅威」に備えるため、強化兵計画推進のリーダーとして、レビ一党やアグニケミカルと係わっている。多数の犠牲とその中から生じる英雄的存在が国民の戦意を高揚する、という特殊な思想を持ち、得体の知れない存在が何人死のうが国民は無関心のまま、とビースト兵士計画には懐疑的。
; 第4特務自衛隊
: 地球外からの脅威に備え椿が創設した、既存の3自衛隊に属さない特務部隊。通称ザ・フォース、4”または略して“4。隊長は三佐、隊員は全員が三尉と言う、通常では考えられない階級が与えられているが、それは彼ら6名で普通科中隊規模以上の戦力と想定されているため。隊員は全員が酔魂草に適合した、人間の意識を保ったままの「調整獣人」と思われ、素手で獣人と互角に渡り合うことができる。吉祥寺に出現した獣人の捕獲が最初の任務であった。
: 現在は隊長の'''武藤(むとう)'''以下、「セイさん」こと'''石動(いするぎ)'''、'''勝呂(すぐろ)'''、「クッキー」こと'''久鬼田(くきた)'''、唯一の女性隊員である「ヒメ」こと'''姫野(ひめの)'''、「チョビ」こと千明和義の5名の隊員で構成されている。
:; 勝呂(すぐろ)
486行目:
: 一度はバーディーに救われ室戸に匿われるが、海外逃亡の直前に拉致され、口封じのためリーク先の記者とともに心中を装って殺害される。彼女の非業の死は、つとむのその後の行動に大きな影響をあたえることになる。
; 奥田(おくだ)
: 『EVOLUTION』に登場する、アグニケミカル南総研究所の男性研究員。身分を偽って潜入したバーディーに南総研究所の非人道的な研究の解説をし、重要な事実を教える。結果、つとむの激情に引きずられたバーディーの暴走により、南総研究所は完全に破壊された。バーディーは死亡したと思っていたが脱出に成功していた。おり、その際足を負傷した。その後、浄火学館東京本部地下の研究施設で勤務。
; 海和(かいわ)
: 『EVOLUTION』に登場する、アグニファウンデーションズの男性職員。はづみの伝手で、アグニ・ケミカルに就職希望と騙して内情を聞き出した。はづみとは食事会などで親しくしており、はづみの方から話しかけたらしい。美形。
645行目:
:; イクス系アルタ人(イクシオラ・アルテクス)
:: 外見は地球人とほぼ同一だが、遺伝子レベルの調整によって特殊な能力を持たされている。帝国時代に惑星開発のために遺伝子改造を受けたアルタ人種の末裔であり、「調整アルタ人」と表記されることもある。地球人や一般連邦人と比較すると非常に強靭な肉体と身体能力を持つが、体から針等の武器を生成する者や、驚異的な記憶力を持たされた者なども存在する。「Q体」と呼ばれる[[細胞小器官|細胞内器官]]を持ち、それがイクシオラの持つ特殊能力の源泉である。Q体を持つ生物は、イクシオラの他には宇宙船生命体(空間遊泳体)のみであり、その点でイクシオラは宇宙船とも近縁の生物であるといえる。生命の危険等による暴走時には、宇宙船生命体(の近縁生物)としての本性を現すことがある。
:: シフォン、ティティス、ゲーゼといった科学研究惑星で、政府や奥の院のオーダーによって「製造」されるものであるらしく、百年戦争時は連邦と帝国のイクシオラ同士の衝突により甚大な被害を出した教訓から、その「製造」についての倫理委員会もあるようである。また、[[性的興奮|発情期]]があるが、自然交配で子孫を残すことはできない(ただし、人工授精等の方法で、子孫を残すことは可能なようである)。連邦では、最下層種族であるアルタ人であるうえ、その特殊な能力から、他種族ばかりでなく元来同種族であるエタナ系アルタ人からすら人間扱いされないことも多い。ただし、帝国皇帝の血統にはイクシオラの血が入っているらしく、生物として強化した反動として生体機能が低下する症例を現す個体が生まれることがある
:; エタナ系アルタ人(エタニオラ・アルテクス)
:: 外見だけでなく、遺伝子的にも地球人と瓜二つの異星人。
686行目:
: また、[[飯田橋]]にも病院があり、意識不明となった中杉小夜香や帝国の皇帝が運び込まれるが、小夜香の記憶を宿して暴走したオンディーヌの襲撃を受ける。
; 人形
: 機械骨格と生体部品よりなる人造人間、あるいはロボット。独自に判断行動する自律型と、命令が必要な半自律型などの種類があるようである。オンディーヌを始めとする宇宙製の物は高い性能を誇るが、それらをモデルとして地球で造られた物はかなり性能が劣る。戦闘用人形は狂戦士(バーサーカー)と呼ばれ、高い殺傷性能を持つ。その歴史は古く、帝国成立以前にも原型となる対人殺戮歩兵なるものが造られていたらしい。作中ではアルタ皇帝の意識を人形に移植する行為も行われているが、個人の記憶をフルコピーする場合、最初からそのために造った人形でなければ外見などからくる体感の差や人形制作時組み込まれていた機能と齟齬が生じることがある
: 旧版ではアーカソイド、『DECODE』ではマリオネットと呼ばれており、地球で(宇宙製)オリジナルの解析結果を基にした開発生産の道が模索されているらしいが、その開発途上で地球製マリオネットの暴走による事故も発生しているようだ。
; 獣人(ビースト)
: 酔魂草抽出物「スピリッツ」を投与され、獣化した地球人の中毒者。その多くは精神的に退行し、人格を失う。氷川の計画で街に放たれ、人を襲った。これにより重信らが自衛隊を投入する足掛かりを得たが、最初のうちは完全武装の隊員を多数投入しても捕獲ないし射殺にてこずるほどだった。強靭な肉体と敏捷性を持ち、後の氷川の改良により、洗脳された強化兵士としての個体も登場したが、知能が低く状況判断の悪さから救出対象を殺害してしまうなど欠陥も見られた。初期の投与で偶然ながら知能退行を起こさずに獣人化したのがリーのグループだが、こちらも過剰な身体能力を過信する傾向が強かった。後に結成された自衛隊の特殊部隊「四特」も人間としての意識を失わないまま獣化した人間により構成されているらしい。