「ナザレのヨセフ」の版間の差分

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各福音書には、養父ヨセフの人生の終わりに関する記録はない<ref group="注">そもそも、ヨセフ本人がイエスの弟子たちと顔を合わせる話がない。</ref>が、伝承によれば、イエスが公生活を開始する直前に亡くなったという。
 
福音書の記述には、マリアとヨセフの子として、イエスのほかに[[ヤコブ (イエスの兄弟)|ヤコブ]]、ヨセフ、ユダ、シモンの4人と2人の女子の名前が上げられているが、カトリックでは[[アラム語]]の慣用から甥・姪だったとする説が主流である。これらの人物がヨセフの子だとする場合も、母が誰かについては議論があり、伝統的に[[東方教会]]ではヨセフと前妻との間の子だと考えている。プロテスタント教会は、多くイエスと同じくマリアの子どもたちだとする。この問題は、カトリックのユダヤ教における言葉の時代的背景を考慮(当時の[[ヘブライ語]]、アラマイ語(アラム語)には、兄弟、従兄弟も同じ言葉が使用されており、新約聖書の他の箇所に於いて、それがわかる)、逐語的に訳すプロテスタントにそれがないということだと思われる。
 
ヨセフの像は、幼子イエスを抱いたものや純潔を示す白百合を持っているもの、鋸や定規を手にしているものが多い<ref>「聖ヨセフあれこれ」『カトリック生活』ドン・ボスコ社、2018年3月号。12-13頁。</ref>。