「アメリカンフットボール」の版間の差分

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===フリーキック・ダウン(キックオフ)===
[[ファイル:American Football - Kickoff 080816.jpg|thumb|230px|キックオフの様子]]
'''フリーキック'''とは、前後半・延長戦の開始時、及び得点後の試合再開のために行われる特殊なプレーである。<br>
 
<!-- フリーキックとキックオフとは、厳密には異なる。-->
キックオフは、フリーキックの1種で、前後半・延長戦開始、またはトライ、フィールドゴールの後のフリーキックを言う。セイフティという得点の後のフリーキックは、キックオフではない。ただし、セイフティというプレー結果自体がまれなため、普段は、キックオフとフリーキックが同じとみても良い。
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-->
 
:'''=====キックするチーム'''=====
::*前後半・延長戦を開始するフリーキックは、コイントスの結果に基づく。
::*トライ後のフリーキックは、タッチダウンした側が行う。
::*フィールドゴール後のフリーキックは、フィールドゴールをした側が行う。
::*セイフティ後のフリーキックは、セイフティを献上したチーム(失点したチーム)が行う。
 
:'''=====キックする位置'''=====
::キックオフでは、キック側のチーム(キッキングチーム)陣35ヤード、セイフティ後のフリーキックではキッキングチーム陣20ヤードで行う。
 
:'''キック時のフォーメーション'''
::キックオフでは、キック側のチーム(キッキングチーム)陣35ヤード、セイフティ後のフリーキックではキッキングチーム陣20ヤードで行う。
::ボールが蹴られるまで、キック側の選手はボールの後方にいなければならない。
 
::また、キッカーを除いて全員がボールの位置から5ヤードの間にいなければならない(片足が5ヤード以内であればOK)。<ref>助走距離を短くして相手選手にぶつかるスピードを下げて、怪我する危険性を下げる狙い</ref>
:'''=====キック時のフォーメーション'''=====
::レシーブ側の選手はボールの位置から10ヤード以上自陣側にいなければならない。
::ボールが蹴られるまで、キック側の選手はボールの後方にいなければならない。
:'''キックの方法'''
 
::フリーキックは、通常、ボールを地面(または[[アメリカンフットボールの用語集#キ|キッキングティー]])において蹴るプレースキックを行う。<br>
::また、キッカーを除いて全員がボールの位置から5ヤードの間にいなければならない(片足が5ヤード以内であればOK)。<ref>助走距離を短くして相手選手にぶつかるスピードを下げて、怪我する危険性を下げる狙い</ref>
::ルール上、地面に落としてはずんだ直後に蹴るドロップキックで行うこともできる。ただし、安定して蹴れないドロップキックを用いることは稀なため、ボールを置いて蹴るプレースキックが一般的である。<br>
 
::セイフティ後のフリーキックの場合は、さらにパントも認められている。ただし、日本では練習量の問題からプレースキックで行うことが多い。NFLではキッキングティーの使用が認められないこともあり、パントを採用する。
::レシーブ側の選手はボールの位置から10ヤード以上自陣側にいなければならない。
::風が強い場合などはボールが倒れやすいため、キック側のチームの選手がホルダーとしてボールを支えても構わない。また、審判がキックチームに指示する場合がある。キッキングティーは、プレーの終了後、キック側のチームが回収(NFLでは専門の係員、スタジアムが用意した動物などが回収)する。
 
:'''フリーキック・プレーの開始と終了'''
:'''=====キックの方法'''=====
::ボールを敵陣に向けて蹴ることにより、フリーキックのプレーが開始する。その後、レシーブ側の選手が捕球(レシーブ)し、キック陣に向けボールを持って走る(キックオフ・リターン)。キックチームのタックルで止まったり、サイドラインを割ったりすれば、フリーキックのプレーが終了する。<br>
::フリーキックは、通常、ボールを地面(または[[アメリカンフットボールの用語集#キ|キッキングティー]])において蹴るプレースキックを行う。<br>
::リターンにより相手のエンドゾーンに到達すれば、タッチダウンが成立する(キックオフ・リターン・タッチダウン、フリーキック・リターン・タッチダウン)。<br>
 
::タッチダウンに至らなかった場合、ボールを確保したチームに攻撃権が与えられ、スクリメージ・ダウンに移行する。
::ルール上、地面に落としてはずんだ直後に蹴るドロップキックで行うこともできる。ただし、安定して蹴れないドロップキックを用いることは稀なため、ボールを置いて蹴るプレースキックが一般的である。<br>
 
::セイフティ後のフリーキックの場合は、さらにパントも認められている。ただし、日本では練習量の問題からプレースキックで行うことが多い。NFLではキッキングティーの使用が認められないこともあり、パントを採用する。
 
::風が強い場合などはボールが倒れやすいため、キック側のチームの選手がホルダーとしてボールを支えても構わない。また、審判がキックチームに指示する場合がある。キッキングティーは、プレーの終了後、キック側のチームが回収(NFLでは専門の係員、スタジアムが用意した動物などが回収)する。
 
:'''=====フリーキック・プレーの開始と終了'''=====
::ボールを敵陣に向けて蹴ることにより、フリーキックのプレーが開始する。その後、レシーブ側の選手が捕球(レシーブ)し、キック陣に向けボールを持って走る(キックオフ・リターン)。キックチームのタックルで止まったり、サイドラインを割ったりすれば、フリーキックのプレーが終了する。<br>
 
::リターンにより相手のエンドゾーンに到達すれば、タッチダウンが成立する(キックオフ・リターン・タッチダウン、フリーキック・リターン・タッチダウン)。<br>
 
::タッチダウンに至らなかった場合、ボールを確保したチームに攻撃権が与えられ、スクリメージ・ダウンに移行する。
 
====オンサイドキック====