「コンテスト (アマチュア無線)」の版間の差分

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==主なコンテスト==
===JARLが主催する日本国内対象のコンテスト===
通称国内4大コンテストという。
 
{| class="wikitable"
'''ALL JAコンテスト''' 4月最終日曜の前日~最終日曜実施(1959年より)
|+ JARL主催の国内向けコンテスト
*交信した都府県および[[北海道]]の[[支庁]](振興局)数がマルチプライヤーとなる。
! コンテスト名称 !! 開催日時 !! 使用周波数 !! 特徴
'''6m AND DOWNコンテスト''' 7月の第1土曜~翌日曜実施、6D、6下(ろくした)などと略される。
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*50MHz以上のバンド([[波長]]が6m以下)を使用する。1971年に従前の'''VHFコンテスト'''(28MHz帯、50MHz帯、144MHz帯を使用)と'''2m AND DOWNコンテスト'''(144MHz帯以上を使用)を統合したもの。
! ALL JAコンテスト
'''フィールドデーコンテスト''' 8月の第1土曜~翌日曜実施(1958年より)、FDと略される([[フロッピーディスク]]ではない。)。
| 4月最終日曜日の前日21時~最終日曜日21時 || 3.5MHz~50MHz || 周波数が限定的で比較的参加しやすい
*野外への移動運用による通信が前提であり、従前は[[固定局#その他|固定局]]同士の交信は得点にもマルチプライヤーにもならなかったが、2015年から認められることとなった。商用電源のない移動地での交信は得点が2倍になる。
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'''全市全郡コンテスト''' 10月第2月曜([[体育の日]])の前々日~第2月曜の前日実施、市区郡の数がマルチプライヤーとなる。
! 6m AND DOWNコンテスト
*1979年までは'''オールシティーコンテスト'''という名称で郡同士との交信は得点に計上出来なかった。日本短波放送(現[[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]])が後援していた。
| 7月の第一土曜日21時~翌日15時 || 50MHz以上 || 時期的にVHF以上で発生する異常伝搬が頻発する
*2010年からは区との交信がマルチプライヤーに認められることとなった。
|-
上記のコンテストに参加したJARL会員には日本地図を四分割したデザインの参加証が送られていたが、2011年のALL JAコンテスト限りで廃止された。
! フィールドデーコンテスト
| 8月の第一土曜日18時~翌日12時 || 3.5MHz以上 || 移動運用を推奨するコンテスト
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! 全市全郡コンテスト
| 10月第二月曜日の前々日21時~前日21時 || 3.5MHz以上 || マルチプライヤーが市郡区レベルである
|}
上記の4つは参加者数が多く、JARL四大コンテストとも呼ばれる。
 
このほか、JARLの地方本部・支部や各アマチュア無線クラブ等がそれぞれ特徴的なコンテストを主催している。
=== その他日本国内の有名なコンテスト ===
'''東海QSOコンテスト''' JARL東海地方本部主催、[[春分の日]]実施
*2エリア([[東海総合通信局]]管轄地域)を管内局、その他を管外局とし、管内局は管内市区郡および管外都府県支庁が、管外局は管内市区郡がマルチプライヤーとなる。
'''KCJコンテスト''' 全国CW同好会(KCJ,Keymen Club of Japan)主催、2月第2土曜~翌日曜実施
*電信のみ使用する。
'''XPO記念コンテスト''' JARL関西地方本部主催、9月第3月曜日([[敬老の日]])実施
*コンテスト名は日本初の記念局が置かれた[[日本万国博覧会|大阪万博]]にちなむ。都府県支庁がマルチプライヤー。コンテストナンバーには空中線電力を含まない。時間は6時から18時。
'''大都市コンテスト''' ナンバー5ハムクラブ(№5HC)主催、[[春分の日]]実施
*全市全郡コンテストに区をマルチプライヤーとすることを提唱していた。区・[[中核市]]・その他の都府県支庁をマルチプライヤーとしている。
'''ふるさとコンテスト''' №5HC主催、[[秋分の日]]実施
*全市全郡コンテストに[[町]][[村]]をマルチプライヤーとすることを提唱し、町・村・その他の都府県支庁をマルチプライヤーとしている。
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===全世界対象規模有名なコンテスト===
{| class="wikitable"
'''ALL ASIAN DXコンテスト''' JARL主催、6月第3土曜~翌日曜(1960年より1990年までは8月最終日曜の前日~最終日曜)に電信部門、9月第1土曜~翌日曜(1973年より1990年までは6月第3土曜~翌日曜)に電話部門を実施
|+ 日本から参加しやすい世界規模の著名なコンテスト
*アジアの局との交信を得点とする(アジアの局は全世界との交信が有効)。コンテストナンバーとしてRS(T)+年齢(女性は「00」で代用可)を送るのが特徴。[[総務省]](従前は[[郵政省]])が後援し優勝者は[[総務大臣]]表彰を受ける。
! コンテスト名称 !! 特徴
**このコンテストでも参加したJARL会員に世界地図を二分割したデザインの参加証が送られていたが、2010年限りで廃止された。
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'''CQ World Wide DX Contest''' [[CQ#CQに由来するもの|US-CQ社]]主催、10月最終日曜の前日~最終日曜に電話部門、11月最終日曜の前日~最終日曜に電信部門を実施
! ALL ASIAN DXコンテスト
*歴史と格式あるコンテスト。世界中のアマチュア局が参加する。これに合わせて珍しい国や地域への移動運用、DXペディション(''[[:en:DX-pedition|DX-pedition]]'')が行われることも多い。
| アジアの局は全世界と、アジア以外の局はアジアの局との交信が得点となる
'''CQ WPX(Working Prefix) Contest''' US-CQ社主催 3月最終日曜の前日~最終日曜に電話部門、5月最終日曜の前日~最終日曜に電信部門を実施
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*コールサインのプリフィックスがマルチプライヤーになる。国によってはこれにあわせて特別なプリフィックスを発給する監督官庁もある。
! CQ World Wide DX Contest
'''ARRL DX Contest''' [[米国アマチュア無線連盟]](''[[:en:American Radio Relay League|ARRL]]'')主催、2月第3土曜~翌日曜に電信部門、3月第1土曜~翌日曜に電話部門を実施
| 無線のコンテストとして世界一を自称している
*[[米国]]および[[カナダ]]との交信を目的とする。米国とカナダの州がマルチプライヤーとなる。
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'''IARU HF Championship''' [[国際アマチュア無線連合]](IARU)主催、7月第2土曜~翌日曜に実施
! CQ World Wide WPX Contest
*マルチプライヤーはITUゾーン([[国際電気通信連合]]が定める地域区分)。旧 IARU Radiosports Championship。
| コールサインのプリフィックスがマルチプライヤーとなる
*4年に一度、大会に合わせて、純粋に技能を競う[[世界ラジオスポーツチーム選手権]]('''WRTC''')が開催される。
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'''Japan International DX(JIDX)コンテスト''' 月刊ファイブナイン主催、4月第2土曜~翌日曜に電信部門、11月第2土曜~翌日曜に電話部門を実施
! IARU HF Championship Contest
*日本対全世界のコンテスト。国内局は外国局との交信が有効(外国局は日本の局のみとの交信が有効)、ARRL DX Contestの日本版といえる。
| 各国に本部局が設置される
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! Japan International DX Contest
| 日本の局は全世界と、日本以外の局は日本の局との交信が得点となる
|}
このほか、各国のアマチュア無線連盟やアマチュア無線クラブがそれぞれ特徴的なコンテストを主催している。
 
==コンテストに類する行事==