「幻影異聞録♯FE」の版間の差分

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== 開発経緯 ==
きっかけは[[2010年]]頃、任天堂側の本作ディレクターである安藤佳織が本作の企画を立案している。当時安藤は『ファイアーエムブレム』シリーズのコラボレーション案を構想しており、最初に本シリーズと『[[ポケットモンスター]]』シリーズとのコラボ案をプロデューサーの[[山上仁志]]を通しプレゼンしたが、こちらは当時既に『[[ポケットモンスター]]』シリーズとのコラボレーションタイトル『[[ポケモン+ノブナガの野望]]』の開発が進んでおり<ref>[[Nintendo DREAM]]2月号 『任天堂ソフトW(ダブル)インタビュー』 、発行:アンビット 発売:徳間書店 平成27年12月21日発売、36頁より引用</ref>、その一週間後に安藤が再提出した企画が本作となる。<br />
山上と安藤、[[アトラス (ゲーム会社)|アトラス]]の高田慎二郎は当時既に『[[いつでもプリクラ☆キラデコプレミアム]]』を通し仕事をしており、その時にも共同開発の打診を行っていたが、アトラス側の開発ラインがなかったために本作の企画は一度凍結する。[[2012年]]頃、アトラスの[[平岡直人]]取締役から連絡が入り、「開発ラインが空き、スタッフもやりたいと言っている」との流れから実開発の運びとなった<ref name="dengeki28p">[[電撃nintendoNintendo]]2月号付録 『幻影異聞録♯FE FIRST GUIDE』 、発行:[[株式会社KADOKAWA]]、2015年12月21日発行・発売、28頁より引用</ref>。
 
本作は[[2013年]][[1月23日]]に放送された[[Nintendo Direct]]において、『真・女神転生 meets ファイアーエムブレム』という内容で発表された<ref>{{Cite web|url=http://www.inside-games.jp/article/2013/01/24/63194.html|title=【Nintendo Direct】『真・女神転生』と『ファイアーエムブレム』がコラボしたWii U新作タイトルが発表|publisher=inside|accessdate=2015-12-8}}</ref>。この初報の際にはまだ何を作るか決まっていなかったため、コラボレーション発表のみ行う形となった<ref name="dengeki28p"/>。長らく続報がなくプロデューサーの山上が[[Electronic Entertainment Expo|E3]]の席などで言及するのみだったが<ref>{{Cite web|url=http://www.inside-games.jp/article/2014/06/12/77618.html|title=【E3 2014】『真・女神転生 meets ファイアーエムブレム』は予定通り進行中 ― FW、FEの事も考えている|publisher=inside|accessdate=2015-12-8}}</ref>、[[2015年]][[4月]]のNintendo Directにて正式に発表された<ref>{{Cite web|url=http://www.inside-games.jp/article/2015/04/02/86451.html|title=Wii U『幻影異聞録 #FE』2015年冬発売!アトラスと「ファイアーエムブレム」のコラボ作品|publisher=inside|accessdate=2015-12-8}}</ref>。『[[デビルサバイバー2]]』の開発が終わった頃から企画が練られていったという<ref name="famitsu201507p1">{{Cite web|url=http://www.famitsu.com/news/201507/14082771.html|title=『幻影異聞録♯FE』開発者インタビュー:誕生の経緯からバトル詳細、登場キャラの秘密まで!(1/3)|publisher=[[ファミ通]]|date=2015-7-14|accessdate=2015-12-8}}</ref>。また、山上は長い間現代版『ファイアーエムブレム』を作りたいという構想を持っていたと発言している<ref>{{Cite web|url=http://www.inside-games.jp/article/2013/07/11/68366.html|title=『真・女神転生 meets ファイアーエムブレム』は現代が舞台に!誕生秘話も思わずポロリ|publisher=inside|accessdate=2015-12-8}}</ref>が、単純な「ファイーエムブレムのキャラが現代に転生した」という案はスタッフ側で棄却されている<ref name="staff35">{{cite web|url=https://www.nintendo.co.jp/wiiu/asej/blog/vol035.html|title=幻影異聞録♯FE STAFF異聞録 こうやってシナリオができあがりました|publisher=任天堂|date=2015-12-18|accessdate=2016-1-2}}</ref>。
 
コラボレーションの内容について、プロデューサーの高田曰く「どこまで『ファイアーエムブレム』のモチーフを取り入れるべきか悩んだが、オリジナルに準じた作品であればアトラスが手掛ける意味がないため、自社の強みを活かした作品にすべき」との結論に至ったのだという<ref name="greeting">{{Cite web|author=高田慎二郎|date=2015-4-2|url=https://www.nintendo.co.jp/wiiu/asej/blog/vol001.html|title=スタッフ異聞録:ごあいさつ|publisher=任天堂|accessdate=2015-12-8}}</ref>。実際、当初の企画では『ファイアーエムブレムシリーズ』と同様の[[シミュレーションロールプレイングゲーム]](以下SRPG)とされていたが、アトラスが作る以上はアトラスが得意なRPGにすることになったという<ref name="famitsu201507p1"/>。
 
最初はアトラスからは現代劇のSRPGとして企画を提出したもののその後は二転三転し、山上から「中途半端にFEに寄せるのではなく、チームの得意な分野を前面に出してください」というアドバイスを受け、アトラス側では「この世界観ならRPG」という結論を出し、ジュブナイルRPGとして再提案する<ref name="dengeki29p">[[電撃nintendo]]2Nintendo2月号付録 『幻影異聞録♯FE FIRST GUIDE』 、発行:[[株式会社KADOKAWA]]、2015年12月21日発行・発売、29頁より引用</ref>。この際に山上から「現代劇にするならば渋谷に降り立つペガサスナイトの姿が見たい」という意見が出て、この演出は以降本作においてPVなどでも象徴的に扱われている<ref name="dengeki29p"/>。また芸能界を舞台にした点については「アトラス的な神話オカルトの解釈を入れるために検討を重ね、『ファイアーエムブレムの英雄たちの力を身に宿し戦う』という形で『神降ろし』を組み込んだ結果」と語っている<ref name="staff35" />。
 
そういったこともあり、発売直前には「構想から5年、最初の構想と随分違うものになった。たくさんの人とアイデアに出会えた結果、満足できるものに仕上がった」と述べている<ref>{{Cite web|author=山上仁志|date=2015-12-11|url=https://www.nintendo.co.jp/wiiu/asej/blog/vol034.html|title=構想から5年、いよいよ再来週発売|publisher=任天堂|accessdate=2015-12-16}}</ref>。