「うたわれるもの」の版間の差分

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: 声 - 日本語:[[富坂晶]]、英語:[[:en:Luci Christian|Luci Christian]]
: 三大強國の1つであるクンネカムンの若き女皇で、数ある種族の中で最弱と言われ迫害され続けているシャクコポル族。ハクオロに興味を持ち接触してくる。言葉遣いは尊大だが、非常に愛らしい容姿をしている。その姿は、仮面を脱いだ際、思わずハクオロが見とれてしまうほど(ただ、それまでの二度の秘密裏の会談でハクオロがクーヤのことを男だと思い込んでいたことも大きく起因しているようである)。また、年若い皇であることも相まって、臣民や忠臣たちからは密かに軽く見られがちなため、人前では常に外套で素顔を隠している。
: 戦場では、白のアヴ・カムゥを駆って戦う。戦場にて初めて人を殺めたことで戦争の恐ろしさを自覚し、自分に与えられた力の大きさと自身の未熟と非力の落差や、自分の中の理想と現実との齟齬に苦悩する。そして、攻め滅ぼされ続ける自國の民逹の無念の声や臣下の強い要望から、ついに自分の意思で(ハウエンクアを筆頭とした扇動の影響はあるものの結果的に)シャクコポル族の権威の確立のため、全土統一に乗り出す。
: クーヤが精神的に追い詰められ自暴自棄になったことを察かし、ゲンジマルが謀反を起こしたことでアヴ・カムゥの弱点<ref group="注">アニメ版24話より、脇腹の継ぎ目とある。</ref>が露呈したことに加え、多数の同盟を従えたトゥスクルに敵うはずもなく、ハクオロとも刃を交えることになるが敗退。その後、突如戦闘に割り込んできたディー達に國土を焼かれ、敬愛する忠臣であるゲンジマルを目の前で失ったショックから、精神崩壊を起こし幼児退行してしまう。以後、トゥスクルにサクヤと共に預けられ、作中では、ついに精神が復帰することはなかった。それでもハクオロのことだけは記憶に残っていたようで、何度も名前を呼んでいた。なお作中では、部下に恵まれているハクオロとそうでないクーヤとが対照的になっており、悲劇性が目立つ要因となっている<ref group="注">クーヤを案じるシーンにて「私は幸せだ、良い者逹に囲まれて」という作中でのハクオロの発言より。</ref>。
: また、クーヤを演じた富坂晶は「演じるのがとても大変な役で、辛く、悪戦苦闘した。(暗に声優人生を試されているかのような気分だったとも)自分にとって絶対に忘れることができない役になると思う」と語っている<ref>DVD特典キャストインタビューVOL6より。</ref>。
; サクヤ
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; ハウエンクア
: 声 - 日本語:渡辺明乃、英語:[[:en:Blake Shepard|Blake Shepard]]
: 右耳のピアスが特徴のクンネカムン右大将。人を人とも思わず、「戦いの火を撒き散らし、大勢の人間を殺したい」という己の欲望のために大義名分でクーヤを扇動しようとする、「手段」のためなら「目的」を選ばない残虐な人物。戦場では赤いアヴ・カムゥを駆り、無力の相手をも容赦なく皆殺しにする。クンネカムン滅亡の'''禍'''(わざわい)を作った男。手帳に'''瞋恚'''(しんい){{refnest|group=注|黒手帳(恨み手帳)<ref>ゲーム版の蒐集品説明より。</ref>。}}を書き溜めており、その歪んだ一面を垣間見ることができる。ヒエンとは考え方の違いから口論になることが多い。(統一も支配も大差ないなど)口論になることが多い。
: トゥスクル侵攻の際、アルルゥに瀕死の重傷を負わせたことでウィツァルネミテアの逆襲に遭い、敗走している。最期は、契約によってディーが与えた強大な仮面の力に精神と肉体が耐え切れなくなり心身ともに崩壊を起こし、それを哀れに思ったヒエンにより介錯され、そのまま奈落の底へと落ちていった。
: アニメ版ではクンネカムン皇都にて、ディーの術により心を解き放たれ、完全な狂人と成り果てる。その際、変身したハクオロから原型を留めない程に殴られ続け、狂気的な笑い声をあげながら絶命した。シャクコポル族として生まれ、虐げられ続けてきた凄惨な過去により残虐な性格となったと推測でき、クンネカムンの'''負の一面'''を一手に担い、体現した人物と言える。
: また、演じている渡辺明乃は、ドリィ、グラァとのダブル(トリプル)キャストで、正式な持ち役でないハウエンクアの出番のほうが多いことに葛藤していたとされる<ref>[[#ブックレット|DVD特典ブックレット、p11。]]</ref>。
; ヒエン