「ポンデザール (パリ)」の版間の差分

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== 京都市の芸術橋計画問題 ==
[[1997年]]、[[京都市]]内を流れる[[鴨川 (淀川水系)|鴨川]]の[[三条大橋]]と[[四条大橋]]の間にポンデザールを模したデザインの歩道橋を架けるという計画が浮上し市議会でも可決されていた。これに文化人や[[先斗町]]の女将、ついでに[[朝日新聞]]の[[天声人語]]までが反対キャンペーンを張り、都市の[[景観設計]]、都市[[開発]]のあり方を巡り議論が起こった。結果翌1998年、ポンデザール案は撤回された。
 
この事案について[[評論家]]であり[[東京都立大学]][[名誉教授]]の[[渡辺淳 (評論家)|渡辺淳]]は、京都駅前などに見られる既存の雑然とした状態を例に挙げ、かならずしも旧都としての景観が統一されているわけでもない京都において、かつポンデザール自体が派手とは対極にある簡素な造形であるにもかかわらず起こったこのような反対運動を美挙ともてはやす風潮があったことを、[[島国根性]]<!--ここは現状リダイレクトも、単体ページの可能性のある単語ゆえこのままリンク-->や[[ナショナリズム]]の発露ではないかと疑問を呈した。仮に計画が実現していたとしても、当初反対のあった[[エッフェル塔]]がやがてパリに馴染んだように、京都のポンデザール(仮)が京都の街並みと調和を見せる未来の可能性もあったのではないかとオープンな視点をもつこともすすめ、日本人の「文化創造に課されている問題意識に投じられた一石だともいえるのではないだろうか」と本件の意義を指摘した。<ref name="watanabe">渡辺淳『パリの橋』[[丸善雄松堂|丸善]]〈丸善ブックス〉、2004年。</ref><!--本節全体の出典として句読点の外に置く-->
 
== 交通 ==