「コミュニティバス」の版間の差分

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=== 運賃など ===
地域によって様々な仕組みがとられている。多くに用いられている仕組みには、100円から200円程度の均一料金制、既存バスに合わせた運賃制度などが挙げられる。一般的には、既存バスよりも安い運賃設定が取られている。地域によっては無料のところもあるが、送迎バスに近く、有償を前提としたバス事業としては別のものとして考えるべきである。
 
一般的には既存バスよりも安い運賃設定が取られている。その場合、運行バス会社の[[定期乗車券|定期券]]や[[東京都シルバーパス]]のような福祉パスが利用できない場合も多々ある。
 
大都市圏のコミュニティバスにおいては委託業者によっては、東京近郊地域の[[バス共通カード]]や[[PASMO]]、大阪近郊地域の[[スルッとKANSAI]]や[[ICOCA]]などの[[乗車カード|SFカード]]が使える地域がある。
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[[一日乗車券]]や[[回数券]]、[[定期券]]を発行している自治体もある。定期券の場合、一般のバス路線と同様に、通学、通勤定期券の用意がある場合がある一方、高齢者や身体障害者等にのみに発行する場合(福祉乗車証目的)もある。
 
運賃計算においては、車両運用の都合上、終着後ただちに系統番号を変え、または同じ循環経路に入る連続運行が行われる場合にも運賃計算を打ち切らず通算し、一旦下車の必要もない地域も存在する。通常、A-B間とB-C間は独立して運行しているが、A-C間を続けて運行する便にB停留所を跨いで乗車した場合(循環路線の場合は始終点を跨いだ場合)であっても改めて初乗り運賃が発生せず乗り越ない、と云う訳きる路線もある。
自治体の財政難から、自動車学校の送迎バスを福祉バスとして活用させてもらう地域もみられるが、この場合は自治体が学校側と協定を結んだうえ、利用対象者(高齢者・障害者)に利用券を交付する形態を採ることが多い。
 
正式な「路線バス」ではないが、許認可(運賃収受・停留所設置など)の都合上から、バス運行を行うNPO法人に運行経費の出資をし、会員証の発行を受けた住民のみを利用対象としているものもある。
 
地域によっては運賃無料のところもあるが、運行形態としては送迎バスや福祉バスに近く、有償を前提とした路線バス事業としては別のものとして考えるべきである。
一般路線との平行区間では、路線バスより安い運賃で利用できる区間<ref>一例として、青森県弘前市内おいて、弘前駅前から(弘前)市役所前間を利用する場合、一般路線バスだと170円(但し、「弘前さくらまつり」期間中は該当区間も100円で利用可能)だが、土手町循環バス(コミュニティバス)だと、100円で利用できる例など。</ref>も存在する。
 
また正式な路線バスではないが、許認可(運賃収受・停留所設置など)の都合上から、バス運行を行うNPO法人に運行経費の出資をし、会員証の発行を受けた住民のみを利用対象としているものもある。そのほか、自治体の財政難から、自動車学校の送迎バスを福祉バスとして活用させてもらう地域もみられるが、この場合は自治体が学校側と協定を結んだうえ、利用対象者(高齢者・障害者)に利用券を交付する形態を採ることが多い。
車両運用の都合上、終着後ただちに系統番号を変え、または同じ循環経路に入る連続運行が行われる場合にも運賃計算を打ち切らず通算し、一旦下車の必要もない地域も存在する。通常、A-B間とB-C間は独立して運行しているが、A-C間を続けて運行する便にB停留所を跨いで乗車した場合(循環路線の場合は始終点を跨いだ場合)であっても改めて初乗り運賃が発生しない、と云う訳である。
 
=== 運行システム・その他 ===