「コミュニティバス」の版間の差分

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=== 一般的にコミュニティバスとされるもの ===
; 運行主体が自治体で、業務を民間に委託している場合
* 全国のコミュニティバスブームの火付け役となった、東京都[[武蔵野市]]の[[ムーバス]]などのように、計画や運営は自治体が行うが、実際のバスの運行業務は民間のバス事業者に委託している場合である。
* 収益が出た場合は自治体のものとなることが多く、バス事業者へは収益の有無にかかわらず、運行委託に関わる費用を支払う。多くのコミュニティバスはこの形態であり、公営バスの民間委託と似たような形態である。
* 車両は自治体が費用を支出購入し、バス事業者に貸与するため、運賃は通常の路線形をとる場合も多い(ムーバスより安価で、100円程度均一運賃車両は武蔵野市の保有であることが多い
* 自治体が費用を支出するため、運賃は通常の路線バスより安価で、[[100円バス|100円程度の均一運賃]]であることが多い。
* [[自治体バス]]の一形態ではあるが、自治体バスは地方の町営・村営バス、[[廃止代替バス]]などを指すことが多く、一般的にはコミュニティバスとは分けて考えられる。
 
; 運行主体がバス事業者で、自治体が補助金を出している場合
* 民間のバス事業者が通常の、一般路線バスと同じように開設し運営する。営業収益はバス事業者の収益となることが多いが、運営に際しての費用(車両・燃料費など)や運行赤字分は自治体が補助金を支出する。また、開設までのルートや運行本数などに関しては、自治体や地域の町内会などと協議を重ねることが多い。
* 営業収益はバス事業者の収益となることが多いが、運営に際しての費用(車両・燃料費など)や運行赤字分などは自治体が補助金を支出する。赤字分のみ補填、車両購入費のみ自治体が負担など、負担の割合はさまざまである。
* 東京都[[町田市]]の[[神奈川中央交通町田営業所#町田市民バス「まちっこ」|町田市民バス「まちっこ」]]など、近年開設された都市部のコミュニティバスにこの方式の路線が多数ある。
* 東京都[[調布市]]の[[調布市ミニバス]]のように、自治体とバス事業者の共同運営の路線と、バス事業者の単独運営の路線が混在するなど、複雑な形態になっている場合もある。
* 路線開設や車両保有の際、バス事業者と自治体の連名になることがある。
<!--* 民間のバス事業者が運営するが、自治体が補助をするため、長期にわたる大幅な赤字計上の場合でも、路線退出せずに継続運行する場合がある。-->
 
=== 厳密にはコミュニティバスでないもの ===