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'''ブレーキパッド'''(brake pad)とは、[[ディスクブレーキ]]を構成する部品の一つである。[[ブレーキローター]]をキャリパーにセットされたブレーキパッドで押さえることにより、[[摩擦]]による制動が可能となる。なお、[[ドラムブレーキ]]の摩擦部材は[[制輪子|ブレーキシュー]]と呼ばれる。
== 素材 ==
パッドは
成型方法により、[[レジン]]モールド材(樹脂による成型)、[[焼結]]材([[紛体]][[冶金]])の2種類に大別される。
レジンモールド材は、主に骨格材料([[チタン酸カリウム
焼結材は、金属(銅系合金、アルミ系合金)、研削材、潤滑材を高温にて[[焼結]]させた合金の様なものである。温度依存性の低さ、効きの安定性、耐摩耗性から特殊用途([[新幹線]]、[[レーシングカー]])に用いられている。
日本では、かつて耐熱性を重視するために[[石綿|アスベスト]]を利用していた時期があったが、[[発
一般的に金属割合を高めると制動力が強くなるが、ブレーキローターへの攻撃性も増し、消耗度合いが高まることから、経済性、ローターの耐久性、制動時の鳴きなどの問題に対するバランス感覚が、製造メーカー各社の工夫を発揮する余地となっている。{{要出典|date=2010年11月}}消耗品のため、定期的に点検し摩耗度合いを確認する必要がある。[[Image:Brakepad.jpg|thumb|200px|新旧のブレーキパッド。擦り減っているのが分かる。]]
== 注意点 ==
ブレーキパッドにはウェアインジケーター(可聴ピン)がベースプレートに付いているものがあり、パッドが磨り減って使用限界に近づくと、このウェアインジケーターがブレーキローターを引っ掻くようになっている。これにより、ブレーキの度に金属音が発せられ、運転者に注意を促す仕組みである。なお、この金属音はそのまま1,
(可聴式パッドウェアインジケーター) 高級車の一部では、パッドに電線を埋め込み、使用限界に近づくと電線が磨耗し切断に至るようにしてあり、この断線を検出してパッド磨耗警報を表示するものもある。(電気式パッドウェアインジケーター)
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