「武家政権」の版間の差分

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「南北朝合一による天皇継続の力に。指摘」、除去されていたので、出典付きで補正して再記述
→‎江戸時代: 江戸商人、ほぼ無税の出典貼付
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=== 江戸時代 ===
{{Main|江戸幕府}}
[[江戸時代]]は264年間に渡って続いたが、幕府は朝廷を[[禁中並公家諸法度]]などにより統制した。地方政治は[[藩]]によって行われ、幕府と合わせて[[幕藩体制]]と呼ばれる。幕府は[[儒教]]の一つである[[朱子学]]を盛んにし、それを根拠に自らの権力安定を図った。しかしその一方で鎌倉幕府を模範とした独立型の幕府としたにも関わらず、世の中の安定や儒学の隆盛を背景に[[大日本史]]の編纂を契機として、戦国期に復興した天皇の権威は更に上昇し、[[江戸幕府]]は[[朝廷]]から政権を委任されているとする論([[大政委任論]])が大きくなる。また武家権力による天下統一のため農地を基礎とする政権となっていたが、商工業の隆盛による前期資本主義的社会の成立に財政徴税などの基本体制が対応できず、幕府各藩とも大商人からの借入が拡大し破綻していく。商人はわずかな街の共益金負担のみで無税であった<ref>[[大石慎三郎]]、[[津本陽]] 『米が金.銀を走らせる - 江戶史講義』[[朝日出版社]] Lecture books 1985年 p,73</ref>。御用商人への御用金の納入や大名貸しの踏み倒しなどの軋轢はあったが武家権力が社会の変化に追いついていかない状態になる。やがて江戸時代末期になると幕府の財政的な傾きと共に[[尊皇論|尊皇思想]]が広まっていく。
 
=== 幕末 ===