「推進運転」の版間の差分

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==アメリカ合衆国の事例==
アメリカ合衆国では1950年代末に[[シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン・トランスポーテーション・カンパニー|シカゴ・ノースウェスタン鉄道]](現:[[メトラ]])で通勤列車の合理化の一環として導入されている<ref name="photo">{{cite book|title=写真で楽しむ世界の鉄道 アメリカ 1 |author=沢野周一 |author2=星晃 |publisher=交友社|year=1962年|page=P.113-114}}</ref>。当初は脱線を心配する向きもあったものの、結果的には杞憂に終わり<ref name="photo" />、全米の[[通勤鉄道]]に広まった。今日でも、[[メトロノース鉄道]]の[[グランド・セントラル駅]]等、[[頭端式ホーム]]を有する駅から発着するものをはじめとする通勤路線などで旅客営業運転されている例がある。同路線では、2013年12月2日、[[ディーゼル機関車]]が後押しする推進運転中の列車が脱線転覆する事故があったが、事故区間のカーブの制限速度は48km/hとされているなど通常の列車と変わらない速度で運行されている<ref>{{Cite news|url=http://www.cnn.co.jp/usa/35040818.html|title=米NYの列車脱線 時速130km/hでカーブに突入か|work=CNN|newspaper=CNN|date=2013-12-03|accessdate=2013-12-04}}</ref>。中長距離列車を運行する[[アムトラック]]でも採用例があり、中には[[キーストーン・サービス]]のように{{convert|110|mph|abbr=on}}という高速で運行されている列車もある<ref>{{cite web | title=The Keystone Corridor | author=Amtrak National Railroad Passenger Corporation | url=http://nec.amtrak.com/content/keystone-corridor | accessdate=2015/10/15}}</ref>。
 
{{Double image aside|left|Metra Bi-Level Car (4526066691).jpg|230|Pacific Surfliner (8075975240).jpg|230|アメリカの通勤鉄道における推進運転用客車の例。<br />[[シカゴ]]の[[メトラ]]|アムトラックにおける推進運転用客車の例。<br />[[パシフィック・サーフライナー]]号に用いられる[[アムトラック・カリフォルニア#サーフライナー|サーフライナー客車]]}}
 
{{-}}
 
== 台湾の事例 ==
[[阿里山森林鉄路]]の各路線の列車は、勾配の下側に機関車を連結した編成で運行されており、勾配を上る列車は推進運転を行う<ref name="trjtb">徳田耕一 『台湾の鉄道』 JTB、1996年、pp56 - 67</ref>。推進運転時に先頭となる車両には前方監視用の乗務員室・前照灯・警笛が設けられ、乗務員室内には非常ブレーキ弁や無線機がある。機関車の制御機能はなく、機関車にも運転士が乗務し、列車先頭と連絡を取りながら運行する。
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File:Taiwan Alisan Train.jpg|[[阿里山線]]の指定席列車「[[阿里山号]]」の推進運転用客車
File:Alishan Train 09Mar21 01.jpg|[[祝山線]]の推進運転用客車