「姫路駅」の版間の差分

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ファイル:Himeji ekisoba stand.jpg|えきそば売店
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この駅の名物として名高いのが「駅の立ち食いそば」である。[[まねき食品]]が営業する[[立ち食いそば・うどん店]]で売られている「えきそば」は、つゆはうどん等と同じながら、かん水を使た[[中華麺]]を使用した、いわゆる「[[黄そば]]<ref group="注">ただし、一般の中華麺よりは白に近い色をしている。</ref>」である。このような駅そばはあまり例がなく、旅行者の間では「姫路のそば」と呼ばれ親しまれている。[[1949年]](昭和24年)[[10月19日]]に販売開始。姫路の「えきそば」は他業者の製品が地元スーパーでも販売されているなど完全に地元に根付いた存在となっている。
 
販売方法は食券を購入して注文する方式で、メニューは以下の通り(現在は販売されていないものも含む)である。
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汁は関西では珍しく濃い目の色であるが、味付けは昆布出汁を使った淡口のしょうゆ味となっている。なお以前は普通の[[蕎麦|日本そば]]を使用した「和そば」や「冷ぶっかけ和そば」も販売されていた。
 
通常関西ではそばよりうどんの方がよく売れる傾向があり、当駅で[[うどん]]も販売されているものの、完全にえきそばが優勢であり、売店にも「うどんの方はお時間を頂く場合もございます」との張り紙がされている<!--(うどんは茹でるのに時間がかかるため)--><!--茹で置き麺使用のため提供時間に差はない。単に店側のオペレーションの都合と思われる。-->
 
かん水を使ったのは、戦後すぐの冷蔵庫の無い時代に開発された際に、麺の保存性を高めるためである。これ以前は当時統制品であった小麦粉の代わりにそば粉とこんにゃく粉でうどんのようなものを作っていたが、長持ちしないことから試行錯誤の末、かん水を用いた独特の麺へと至った。販売開始当時は立ち売りで、丼鉢は出雲今市(現・[[出雲市]])より仕入れ、店の従業員が列車で出雲まで直接買い付けに行き、列車で丼を運んで姫路に到着後すぐにそばを販売していた。当時の価格は丼代込みで50円であった<ref>まねき食品「[http://www.vzhyogo.com/~maneki/ekisobanohanasi/ekisobastory.htm 駅そばの話]」、2009年1月3日閲覧。 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20090208235352/http://www.vzhyogo.com/~maneki/ekisobanohanasi/ekisobastory.htm |date=2009年2月8日 }}</ref>。後に山陽本線・播但線各ホーム上の売店での販売へと移り変わった。