「ロ長調」の版間の差分

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[[マルカントワーヌ・シャルパンティエ|シャルパンティエ]]は「耳障り」と述べている。[[ヨハン・マッテゾン|マッテゾン]]は「敵対的で硬質な、不快な感じで、しかも何かしら絶望的な性質を持っている」と述べている。また「(18世紀当時は)この調を主調とする曲は大変めずらしい」と述べている。例外的に[[フランチェスコ・ジェミニアーニ|ジェミニアーニ]]の[[合奏協奏曲]] (Op.3-5と7-6) や[[マティアス・ゲオルク・モン|モン]]の弦楽のみの[[交響曲]]などにこの調を主調として書いたものがある。
 
他方、ピアノに代表される鍵盤楽器では五指の長さを考えると運指や演奏をし易い。短い親指小指は白色の鍵、長いほかの三指は黒色の鍵を打鍵演奏するのが無理な力を必要とせず、合理的である。[[フレデリック・ショパン|ショパン]]が好んだ調で、生徒に音階 (Scale) を教える時にはロ長調からはじめたといわれている。このようなところから、[[ロマン派音楽|ロマン派]]的な調とされる。とはいえども、調子記号の使用箇所が5箇所 (=A#,C#,D#,F#,G# 全ての[[黒鍵]]が用いられる)と多いので読譜は極めて難しい調の1つでもある。
 
== ロ長調の曲の例 ==