「亡国のイージス」の版間の差分

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「'''いぞかぜ'''」([[ローマ字]]:'''JS Isokaze, DDG-183'''<ref>現実には、小説出版から16年後の平成27年(2015年)に「[[いずも (護衛艦)|いずも]]」がDDH-183として就役したため、180番台がミサイル護衛艦に割り振られることは無い。</ref>)は、作中に登場する架空の[[護衛艦#ミサイル護衛艦(DDG)|ミサイル護衛艦(DDG)]]である。現実では計画中止によって建造されなかった、[[はたかぜ型護衛艦]]の3番艦という設定で、この名を受け継ぐ日本の[[軍艦]]としては[[大日本帝国海軍]]の[[磯風型駆逐艦]]「[[磯風 (磯風型駆逐艦)|磯風]]」、[[陽炎型駆逐艦]]「[[磯風 (陽炎型駆逐艦)|磯風]]」に続き3代目。
 
「いそかぜ」は、はたかぜ型2番艦の「[[しまかぜ (護衛艦)|しまかぜ]]」と同じ年に竣工した<ref>企画書,4頁</ref>。はたかぜ型は、それまでの[[自衛艦]]と比べて多数のコンピューターを搭載した多機能水上戦闘艦艇であり、最有力の防空戦力と認識されていたが、その座は[[イージス艦]]の登場によって奪われてしまい、[[海上自衛隊]]へのイージス艦導入が決定したことで、一気に旧式扱いとされていた。
 
しかし、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の[[弾道ミサイル]]発射実験によって、国防に関する国民の意識が高まり世論が形成されたことで、[[ミサイル防衛#TMDとNMD|TMD]]構想の日米共同開発が開始され、その構想を視野に入れた全[[護衛艦]]のイージス艦化計画が実施されることになり、この計画の1番艦として「いそかぜ」は選ばれることとなった<ref>文庫小説版上巻,49頁,50頁,72頁,73頁</ref>。