「山体崩壊」の版間の差分

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=== 磐梯山 ===
{{Main|1888年の磐梯山噴火}}
[[1888年]]、[[水蒸気爆発]]が引き金となって磐梯火山で大規模な崩壊が発生。岩屑なだれによって[[長瀬川 (福島県)|長瀬川]]がせき止められ、[[桧原湖]]、[[小野川湖]]、[[秋元湖]]、[[五色沼 (福島県北塩原村)|五色沼]]などの湖沼ができた。磐梯山の場合、山から湧いていた温泉により岩石の風化が進んでいたことが崩壊の要因となった。
 
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山体崩壊はしばしば[[天然ダム|河道閉塞]]とその決壊による洪水・土石流をもたらす。大谷崩れの[[安倍川]]、鳶山崩れの[[常願寺川]]のように、源流部に大量の土砂が堆積し、長年にわたって大雨の度に土砂が流出するようになることもある。
 
その反面、磐梯山の山体崩壊によって誕生した五色沼[[檜原湖]]や、北海道駒ケ岳の山体崩壊で生まれた[[大沼 (七飯町)|大沼]]、小沼などの[[湖沼]]群のように、堰き止め湖が形成されて後世の観光名所となることもある。紀元前1,000年頃の[[箱根山|箱根火山]]の[[神山]]で発生した山体崩壊では[[芦ノ湖]]が誕生し、また紀元前466年に発生した[[鳥海山]]の山体崩壊は、かつて[[松尾芭蕉]]もその美しさを称えた[[松島]]と並び称される名勝、[[象潟]]を生み出した<ref>[http://hyper.city.nikaho.akita.jp/kyoudo/exhibition/jisin200/jisin200_1.html 「象潟」の成り立ち](象潟町郷土資料館)</ref>。
 
== 脚注 ==