「浜松ホトニクス」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
出典の明記、リンク切れ対処。
66行目:
== 研究分野での実績 ==
[[File:Neutrino detector - National Museum of Nature and Science, Tokyo - DSC07824.JPG|thumb|240px|right|[[スーパーカミオカンデ]]に設置されている浜松ホトニクス製の[[光電子増倍管]]([[国立科学博物館]]の展示)]]
[[2002年]]に[[小柴昌俊]]が[[ノーベル物理学賞]]を受賞したが、これは浜松ホトニクス製の20[[インチ]]光電子増倍管が大量に設置された[[カミオカンデ]]で[[ニュートリノ]]を観測した功績によるものである。

続く、その後の[[スーパーカミオカンデ]]でも同タイプの光電子増倍管が研究に用いられ、[[2015年]]の[[梶田隆章]]のノーベル物理学賞受賞にも寄与した。
 
[[2013年]]の[[フランソワ・アングレール]]、[[ピーター・ヒッグス]]両教授のノーベル物理学賞受賞は、[[CERN]](欧州原子核研究機構)のLHCプロジェクトによる、[[ヒッグス粒子]]の存在確定があった。そのセンサ部分には、同社製のSSD(シリコン・ストライプ・ディテクタ)、APD(アバランシェ・フォトダイオード)、光電子増倍管が用いられている。
 
[[2010年]]、小惑星「イトカワ」の観測を終え戻ってきた、小惑星探査機「はやぶさ」にも同社が開発・製造したInGaAsイメージセンサとCCDイメージセンサが搭載された。
 
[[すばる望遠鏡]]では、最適光学系(世界最高感度を誇るCCDエリアイメージセンサ)の開発を行い、高い解像度と分解能を兼ね備えた観測補助装置の開発なども実施した。他にも、鉛ガラスやマイクロチャンネルプレートを搭載した超高感度[[ガンマーカメラ]]を開発し、運動生理機能を解明するなどの研究開発等を実施している。
 
なお、[[サイクロトロン]]などは開発していないため、[[ポジトロン断層法|PET]]全体を開発している訳ではない。PET技術の心臓部となる、センサーや周辺ソフトウエアや臨床応用技術について、学術機関や医療法人と連携して、研究開発を実施している。