「テレサ・ストラータス」の版間の差分

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'''テレサ・ストラータス'''('''Teresa Stratas''', 本名:Anastasia Stratakis, [[1938年]] - )は、[[カナダ]]出身の[[オペラ]]歌手([[ソプラノ]])。
 
[[トロント]]生まれの[[ギリシャ]]系。欧州各地の歌劇場や[[メトロポリタン歌劇場]]で活躍。レコーディングや公演にも増して、多くのオペラ映画に主演した。60年代にやはり美貌で人気を集めた[[アンナ・モッフォ]]と入れ替わるように70年代にピークを築く。モッフォや、ギリシャ系北米人として1先達にあたる[[マリア・カラス]]らがイタリアオペラ中心だったのに対してドイツ系レパートリーを得意とした。映画形式で「[[サロメ (オペラ)|サロメ]]」「アトランティスの皇帝」「小鳥売り」「パガニーニ」「ジュディッタ」「[[ロシアの皇太子]]」、「[[コシ・ファン・トゥッテ]]」(イタリア語)、ライブ映像で「[[ルル (オペラ)|ルル]]」、録音で[[ヘルベルト・フォン・カラヤン|カラヤン]]指揮の「[[メリー・ウィドウ]]」、クロンプホルツ指揮の「[[売られた花嫁]]」(ドイツ語訳詞版)、[[ピエール・ブーレーズ|ブーレーズ]]指揮の「ルル」(上記ライブ映像の並行制作セッション)、[[クルト・ヴァイル]]歌曲集などを残しており、地の台詞でのドイツ語も流暢にこなした。他に、イタリアオペラでは「[[道化師 (オペラ)|道化師]]」、「[[椿姫 (オペラ)|椿姫]]」、「[[ラ・ボエーム (プッチーニ)|ラ・ボエーム]]」、英語オペラで「[[アマールと夜の訪問者]]」などの映像がある。喜劇ではコケティッシュな、悲劇では薄幸な雰囲気を漂わせ、人気を博した。
 
1981年に[[グラミー賞]]を受賞している。