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== 概要 ==
[[画像:電力会社事業地域図.png|thumb|left|東京電力の営業区域(赤色に塗られた区域)]]
[[1883年]]([[明治]]16年)に設立された[[東京電燈]]が始まりとなる。その後、[[大日本帝国]]による[[国]]により、[[第二次世界大戦]]直前の[[1939年]]([[昭和]]14年)4月に発電および送電設備が半官半民の企業であった[[日本発送電]]の管轄となり、さらに[[太平洋戦争]]直前の[[1941年]](昭和16年)8月には[[首都圏 (日本)|首都圏]]における送電事業が関東配電に移管させられた。太平洋戦争終結後、[[連合国軍最高司令官総司令部]](GHQ)による再編命令が下され、[[1950年]](昭和25年)11月24日にGHQが[[ポツダム命令]]を発したことで電気事業再編成令と公益事業令が公布され、[[1951年]](昭和26年)5月1日、関東配電の営業地域を引き継ぐ形で発足した。
 
[[1951年]]([[昭和]]26年)の設立以来、現在に至るまで、その事業地域に自社の保有する[[原子力発電所]]を置かない電力会社として知られる(同社の原発がある[[福島県]]・[[新潟県]]・[[青森県]](未稼動)は、いずれも[[東北電力]]の事業地域である。[[柏崎刈羽原子力発電所]]の1号機は東北電力との共同開発。)<ref>ただし、事業地域である[[茨城県]]には[[日本原子力発電]](原電)が保有する[[東海第二発電所]]があり、東京電力も原電から電力を購入している。また[[沖縄電力]]は原子力発電所を保有していない。</ref>。また、複数の[[都道府県]]を営業区域とする一般電気事業者としては日本で唯一、都道府県名を社名に使用している。
 
[[商用電源周波数]]は、東京電燈が[[ドイツ帝国]]から輸入した50 [[ヘルツ|Hz]]仕様の[[発電機]]を採用し、その後に至るまで、東京電力管内では50Hz50 Hzでほぼ統一されている。ただし、[[群馬県]][[甘楽郡]]および[[吾妻郡]]では60Hz60 Hzとなっている<ref>{{Cite web |publisher= 株式会社YAMABISHI|url= http://www.yamabishi.co.jp/knowledge/frequency.htm|title= 電気の知識 電源周波数|accessdate= 2013-12-11}}</ref>。
 
2011年3月時点(創立60周年となる2011年(平成23年)3月時点での同社のコーポレート[[スローガン]]は、「'''いつもの電気、もっと先へ。'''」であった。そして、持株会社体制となった2016年4(平成28年)4月1日より(創立65周年)、グループ全体の新[[ブランド]]スローガンとして「'''挑戦するエナジー。'''」が導入された。
 
なお、[[第二次世界大戦]]以前に存在し、のちに[[東京電燈]](関東配電などの前身)に合併された[[東邦電力]]子会社の「[[東京電力 (1925-1928)|東京電力]]」は、同名異企業であり、本企業とは無関係である。