「信号拳銃」の版間の差分

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もっとも典型的な信号拳銃の形式は、単発・[[後装式|後装型]]でスナブノーズ([[銃砲身|短銃身]])の[[拳銃]]から信号弾を射出するものである。このモデルは[[アメリカ海軍]][[士官]]のエドワード・ウィルソン・ベリー([[1847年]]-[[1910年]])が開発し、広めたことからベリーピストル(VeryまたはVerey)とも呼ばれる。
 
これらは[[シングルアクション]]で作動し、[[撃鉄]]によって[[薬莢|センターファイア]]式の発火動作を行う。現代の製品は、しばしば、明るく彩色され、耐久力のある[[合成樹脂|プラスチック]]から製造される。[[第一次世界大戦]]や[[第二次世界大戦]]で使用された旧式な信号拳銃は、通常2.54cm(1インチ)の[[口径]]を持っている。より新しいモデルではもっと小さな[[散弾銃|12ゲージ]]の信号弾を使用する。
 
信号拳銃は、要救助者が[[SOS|救難信号]]を送る必要があるときにも用いられる。そのとき、信号弾は直上に発射されなければならない。信号はなるべく長い秒時視認できるようにされ、要救助者の位置を明らかにする。
 
民間人の[[ボート]]救難用機材としては国により異なるが、軍用の拳銃型ではなく使い捨ての単発式チューブ式が多く使われている。これはチューブの一端をねじるか、打撃することで点火する。日本でも船舶に搭載する産業用銃砲として公安委員会から許可を得れば所持できる<ref>[http://www.pref.nagano.lg.jp/police/shinsei/seian/juho.html#sangyo 銃砲の所持許可等に関する手続き/長野県警察]</ref>。
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== 事故 ==
[[1971年]][[12月4日]]、[[スイス]]で開かれた[[モントルー・ジャズ・フェスティバル]]にて、[[フランク・ザッパ]]と彼の率いるバンド[[マザーズ・オブ・インヴェンション]]が演奏している最中、招待された観客が照明弾を発射した。照明弾は、[[レマン湖|ジュネーブ湖]]に面するモントルー[[カジノ]]の、総合娯楽施設の天井に引火した。「火事だ!」と、ザッパは叫んだが、しかし、観衆はそれが全てショーの一部であると思いこんでいた。結果、発生した炎が全部のカジノを焼き払った。当時、[[ディープ・パープル]]はこのイベントを目撃しており、彼らの書いた歌「[[スモーク・オン・ザ・ウォーター]]」ではその事件を歌い、[[1972年]][[レコード|LPレコード]]『[[マシン・ヘッド]]』でリリースされた。
 
== 脚注 ==