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'''翼廊'''(よくろう)とは、翼のように飛び出した形で、主屋に対して付加された建造物。回廊の一種ともされる。
 
==キリスト教建築==
[[ファイル:Transept.png|400px|thumb|right|色の濃い部分が翼廊]]
[[ファイル:Koeln_RdFlug_2.JPG|300px|right|thumb|[[ケルン大聖堂]](十字架の左右に突き出た部分が翼廊)]]
[[キリスト教]]建築においては、'''廊'''(よくろう)とは、[[教会堂]]のうち、[[ロマネスク]]様式と[[ゴシック]]様式で建築された十字形の建物の、[[身廊]]に対して直角に建てられた部分を指す。'''廊'''(よくろう)ともいう。
 
[[アプス]]、クワイヤ、[[西ヨーロッパの大聖堂建築#東奥|シュヴェ]]、[[司祭]]館、あるいは[[内陣]]といった聖域と身廊を区分けする位置にある。
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==日本の宗教建築==
日本の宗教建築の場合、翼廊は主屋から独立した別の建造物となっている(ただし、接続していることも多い)。建築の概説書などでは、回廊一般に含めて説明されることも多い。通常の回廊が「ロ」の字型や「コ」の字型となっているのに対して、「一」の字型に配置されているものや「コ」の字型でも正面に開いているものを翼廊と呼んでいる。
[[平等院鳳凰堂]]のものが有名である。近代においては、[[護国神社]]に多く用いられ、いわゆる「護国神社様式」の構成要素となっている。
[[ファイル:Byodoin Phoenix Hall Uji 2009.jpg|300px|right|thumb|[[平等院鳳凰堂]]の翼廊]]
 
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ファイル:Ogamiyamajinja Okunomiya 08.jpg|[[大神山神社]]奥宮の翼廊
ファイル:Shigaken-gokoku-jinja02b3200.jpg|[[滋賀県護国神社]]の翼廊
ファイル:OrihimeShrineAshikaga.JPG|[[織姫神社 (足利市)]]の翼廊
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==Other senses of the word==