「国鉄トラ40000形貨車」の版間の差分

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{{鉄道車両貨車
| 背景色 = #000
|画像 = JNR-Tora40222.jpg
| 文字色 = #fff
|画像説明 =
| 画像 = JNR-Tora40222.jpg
|unit = auto
|全長 画像幅 = 8,100
| 画像説明 =
|全幅 = 2,742
|全高 unit = 2,750auto
|専用 = [[無蓋車]]
| 運用者 = [[日本国有鉄道]]
|化成品分類番号 =
| 所有者 = 日本国有鉄道
|常備駅 =
| 製造所 = [[日立製作所]]、[[若松車輛]]、[[三菱重工業|新三菱重工業]]、[[日立造船|飯野重工業]]
|荷重 = 17t/15
| 製造年 = [[1960年]](昭和35年) - [[1961年]](昭和36年)
|実容積 =
|自重 製造数 = 8.82,700
| 種車 = <!-- 改造・譲受車向け -->
|換算両数 積車 = 2.6/2.0
| 改造所 = [[郡山総合車両センター|郡山工場]]、[[長野総合車両センター|長野工場]]、[[金沢総合車両所|松任工場]]、[[新津車両製作所|新津工場]]、[[四国旅客鉄道多度津工場|多度津工場]]
|換算両数 空車 = 0.8
| 改造年 = <!-- 改造車向け -->
|軌間 = 1,067
| 改造数 = 570
|タンク材質 =
| 運用開始 =
|ホッパ材質 =
|台車 運用終了 =
| 引退 =
|走り装置 = 二段リンク
|最高速度 廃車 = 75
|製造年 消滅 = [[19601985年]](昭和3560年)
| 常備駅 =
|形式消滅年 = [[1985年]](昭和60年)
| 車体色 =
|製造メーカー = [[日立製作所]]、[[若松車輛]]、他
|製造数 軌間 = 31,270067
| = 28,742100
|車体色 = [[黒 (国鉄制定色)|黒]]
|備考 全幅 = 2,742
|備考 = 2,750
| 車体長 =
| 車体幅 =
| 車体高 =
| 荷重 = 17t17 t/15
| 実容積 =
| 自重 = 8.8
| 換算両数 積車 = 2.6/2.0
| 換算両数 空車 = 0.8
| 走り装置 = [[2段リンク式走り装置|二段リンク式]]
| 車輪径 = 860
| 軸距 =
| 最高速度 = 75
| 備考 =
| 備考全幅 =
}}
 
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== 概要 ==
[[1960年]](昭和35年)から[[1961年]](昭和36年)にかけて製造された15/17[[トン]]積み[[二軸車 (鉄道)|二軸]]無蓋車で、計3,270両(トラ40000 - トラ43269)が製造された。そのうち570両(トラ42000 - トラ42569)は、老朽二軸無蓋車や[[家畜車]]<ref>種車は、[[国鉄トム11000形貨車|トム11000形]]、[[国鉄トム19000形貨車|トム39000形]]、[[国鉄トム50000形貨車|トム50000形]]、[[国鉄トラ1形貨車|トラ1形]]、[[国鉄トラ4000形貨車|トラ4000形]]、[[国鉄トラ6000形貨車|トラ6000形]]、[[国鉄トラ20000形貨車#トラ23000形|トラ23000形]]、[[国鉄カ1500形貨車|カ1500形]]。</ref>の12トン車軸などの部品を流用して、改造名義で製作されている。
 
製作会社と番号の関係は次のとおりである。
* [[日立製作所]] 1,220両 (トラ40000 - トラ41219)
* [[若松車輛]] 80両 (トラ41220 - トラ41299)
* [[三菱重工業|新三菱重工業]] 450両 (トラ41300 - トラ41749)
* [[日立造船|飯野重工業]] 250両(トラ41750 - トラ41999)
* [[郡山総合車両センター|郡山工場]]150両(トラ42000 - トラ42149)
* [[長野総合車両センター|長野工場]]220両(トラ42150 - トラ42369)
* [[金沢総合車両所|松任工場]]100両(トラ42370 - トラ42469)
* [[新津車両製作所|新津工場]] 50両(トラ42470 - トラ42519)
* [[四国旅客鉄道多度津工場|多度津工場]] 50両(トラ42520 - トラ42569)
* 新三菱重工業 125両 (トラ4307042570 - 43194)トラ42694)
 
* 新三菱飯野重工業 12575 (トラ4257042695 - 42694)トラ42769)
* 飯野重工業日立製作所 75300 (トラ4269542770 - 42769)トラ43069)
* 飯野新三菱重工業 75125 (トラ4319543070 - 43269)トラ43194)
 
* 日立製作所飯野重工業 30075 (トラ4277043195 - 43069)トラ43269)
* 新三菱重工業 125両 (トラ43070 - 43194)
* 飯野重工業 75両(トラ43195 - 43269)
 
系譜的には、長さを減じて容積を増し、[[砕石]]や[[石炭]]等、[[ばら積み貨物]]の場合の増積<ref>通常の積荷の場合は、荷重15トンである。</ref>を可能とした[[国鉄トラ35000形貨車|トラ35000形]]を嚆矢とする、「<sup>コ</sup>トラ」の流れに属する形式である。また、[[台枠]]の側梁を[[国鉄ワム80000形貨車#関連形式|ワム80000形(初代)]]のように車体幅一杯に広げ、車軸のバネ吊り受けを横梁に設けた近代的な構造としている。車体は、妻板、あおり戸、床面まで木製で、前級トラ35000形に比べ妻板を380[[ミリメートル|mm]]高くして1,645mmとし、荷崩れの防止や積み付けの容易化を図っている。床面への釘打ち等により積荷の固定が容易な構造のため、本形式を名指しで指定する荷主も多かったという。本形式の[[廃車 (鉄道)|廃車]]により木床式の「トラ」が減少したため、[[1979年]](昭和54年)から鋼板床の[[国鉄トラ45000形貨車|トラ45000形]]が木床の145000番台に改造されている。主要諸元は、全長8,100mm、車体長7,300mm、全幅2,742mm、床面積18.0[[平方メートル|m<sup>2</sup>]]、容積41.4[[立方メートル|m<sup>3</sup>]]、自重8.8tである。走り装置は[[2段リンク式走り装置|2段リンク式]]で、[[最高速度|最高運転速度]]は75[[キロメートル毎時|km/h]]に対応する。軸距は4,300mmである。
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== 改造 ==
=== トラ43600形 ===
'''トラ43600形'''は、[[1969年]](昭和44年)に、本形式から4両(トラ43600 - トラ43603)が改造製作された[[鋼管]]輸送用の17トン積み無蓋車である。[[1973年]](昭和48年)度に形式消滅となった。
 
== 同形車 ==
[[ファイル:Towada Kankou Tora301.JPG|thumb|十和田観光電鉄トラ301]]
=== 十和田観光電鉄トラ300形 ===
'''トラ300形'''は、[[十和田観光電鉄]]が[[1962年]](昭和37年)5月に[[川崎重工業車両カンパニー|川崎車輛]]で2両(トラ301・トラ302)を製造した、本形式の同形車である。[[2012年]](平成24年)[[4月1日]]の[[廃線|路線廃止]]まで在籍し、おもに[[農薬]]散布等の[[事業用車|事業用]]に使用された。
 
== 脚注 ==
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{{国鉄の無蓋車}}
 
{{DEFAULTSORTデフォルトソート:こくてつトラ40000}}
 
[[Category:日本国有鉄道の貨車|トラ40000]]