「オジュウチョウサン」の版間の差分

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2011年4月3日、[[北海道]][[平取町]]の坂東牧場で産まれる。
 
美浦・[[小笠倫弘]]厩舎に所属し、平地競馬の新馬戦で11着、未勝利戦で8着と勝てず、1年の休養を挟み障害に転向。障害初戦は[[大江原圭]]が騎乗し14頭中最下位人気でシンガリ負けを喫した。レース後、[[和田正一郎]]厩舎に転厩し、[[山本康志]]の騎乗で障害4戦目の[[2015年]][[2月21日]][[東京競馬場]]で行われた障害4歳以上未勝利で初勝利。続く[[3月21日]]に[[中京競馬場]]での障害4歳以上オープンを連勝。[[6月27日]]には[[東京ジャンプステークス]](JGIII)で重賞初出走(4し、オースミムーンの4となった。山本の乗り馬が重なったため、このレースから調教を手伝っていた[[石神深一]]が手綱を取るようになる<ref>[http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=35477&rf=related_info 【障害GI連覇へ】石神深一騎手(1)『落とされ、喧嘩し、分かり合い…わが子同然のオジュウチョウサン』]</ref>。同年末にはJ・G1の中山大障害に初出走するが、[[アップトゥデイト]]に敗れ6着となる
 
翌[[2016年]][[4月16日]]の中山グランドジャンプを2番人気で制し、初重賞勝利がJGIとなった。また管理する和田調教師は初の重賞優勝、石神騎手も初のGI優勝となった。同年[[6月25日]]の東京ジャンプステークス(JGIII)では前年の4着から大きく成長し、GI馬の貫禄を見せ1番人気で優勝した。10月16日の[[東京ハイジャンプ]](JGII)では最後の直線手前から[[空馬]]によって不利を受け失速するも、再び盛り返して勝利した<ref>[http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2016/10/17/kiji/K20161017013549810.html 【東京ハイジャンプ】さすがのオジュウチョウサン、障害重賞V3!] - スポニチアネックス、2016年10月17日閲覧</ref>。
12月23日の中山大障害では前年の最優秀障害馬[[アップトゥデイト]]戦。最終障害手前で先頭に立ったアップトゥデイトを楽にかわすと9馬身差の圧勝劇を見せでリベンジに成功した<ref>[http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&year=2016&month=12&day=24&id=1755966 怪物オジュウチョウサン9馬身差圧勝/中山大障害] - 日刊スポーツ、2016年12月28日閲覧</ref>。
 
2018年4月14日の中山グランドジャンプでもライバルのアップトゥデイトらを寄せつけず1着となり、重賞9連勝を達成。これまで[[テイエムオペラオー]]が記録していた「JRA最多重賞連勝記録」(8連勝)を18年ぶりに更新した<ref>なお、オジュウチョウサンは重賞全競走が障害競走での勝利であるため、この記録更新以降はオジュウチョウサン側の記録については純然たる「JRA重賞連勝記録」(平地+障害の合算)の他に「JRA障害競走重賞最多連勝記録」として、テイエムオペラオー側の記録については「JRA平地競走重賞最多連勝記録」として取り扱うこととなった。また、JRA以外のレースを含めると[[1998年]]に[[タイキシャトル]]が重賞8連勝を達成している(同馬は重賞6連勝後に国外重賞競走の1勝を挟んでまたJRAでの重賞競走を1勝しての重賞8連勝を達成したが、JRAのレースのみでの連勝ではない)。交流重賞を含めると、2012年1月25日の[[川崎記念]]で[[スマートファルコン]]が記録を更新している。</ref>。
 
2018年7月、馬主の意向もあり平地競走に復帰。7月7日、福島競馬第9レースの開成山特別に初コンビとなる[[武豊]]鞍上で出走。平地挑戦は4年8ヶ月ぶりとなるも1番人気に推された。レースでは絶好のスタートを切り、4番手から4コーナー手前で早め先頭に立つと、直線では2着に3馬身差をつけ完勝し、平地初勝利と障害時代からの10連勝を果たした。JRAのレースのみで10連勝が達成されたのは1954年に日本中央競馬会が発足されて以来史上初となる<ref name="renshou">10連勝以上を記録した競走馬は、日本中央競馬会の前身にあたる[[国営競馬]]では5頭存在する([[トサミドリ]]・[[ウイザート]]・[[ダイナナホウシュウ]]・[[タカオー]]の4頭が11連勝、[[トキノミノル]]が10連勝)。また、同じく日本中央競馬会の前身にあたる[[日本競馬会]]では11連勝を達成したクリフジがいる。</ref>。レース後、馬主である株式会社チョウサン代表取締役・長山尚義は「障害レースへの復帰は現時点で頭にない」と語り、今回の勝利で(仮にその時点でオープン以下の格付けであっても)フルゲートに満たない重賞競走に出走が可能となった事から、最大目標としてファン投票でも出走可能な[[有馬記念]]を目指したローテーションを組んでいくことを表明した。<ref>{{Cite news|title=【開成山特別】武豊騎乗の障害王者オジュウチョウサンが4年8か月ぶりの平地参戦で3馬身差V 馬主「目標は有馬記念」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース|url=https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00000180-sph-horse|accessdate=2018-07-07|language=ja-JP|work=Yahoo!ニュース}}</ref>