「野岩鉄道会津鬼怒川線」の版間の差分

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== 概要 ==
[[東武鬼怒川線|東武鉄道鬼怒川線]]と[[会津鉄道会津線]]のそれぞれ終点をつなぎ、[[東京]]と福島県[[会津地方]]を短絡するルート<ref>([[東武伊勢崎線]]・[[東武日光線|日光線]]・鬼怒川線 - 本路線 - 会津鉄道会津線・JR[[只見線]]・[[磐越西線]])</ref>の一部を構成し<ref name="RJ241"/>、[[浅草駅]]と[[会津田島駅]]を結ぶ特急列車「[[けごん (列車)|リバティ会津]]」や[[東武日光駅]]・[[鬼怒川温泉駅]]と[[会津若松駅]]・[[喜多方駅]]を結ぶ快速列車[[AIZUマウントエクスプレス]]を始めとして東京(浅草)・日光・鬼怒川温泉方面、会津田島・会津若松・喜多方方面からの直通列車が通り抜ける。
 
栃木県と福島県の県境にある急峻な山間部を通る。り、起点[[新藤原駅]]の[[標高]]は425.3m、終点[[会津高原尾瀬口駅]]の標高は722.5m、駅ではもっとも高い位置にある男鹿高原駅の標高は約765mとなっている。[[日本鉄道建設公団]]により高規格な路線として建設されたため、単線30.7kmのほとんどがトンネル、[[高架橋|高架]]・橋梁による直線区間で構成されており、全駅停車の列車でも全線の所要時間は約35分・[[表定速度]]は約50km/hとなっており、平地の鉄道と変わらない高速運行が可能となっている。トンネルは18、橋梁64か所ある。
 
[[川治湯元駅]]以北の本路線沿線には民家がほとんど無いなど、沿線の人口は希薄で、定期利用者は極度に少なく、利用客の大多数が観光・保養客など沿線外からの中距離を移動する定期外利用で占められている。
 
沿線の駅のうち、最北端の会津高原尾瀬口駅のみが福島県南会津町内にあり、栃木県側にある残りの駅は2006年の日光市(新)発足により全て栃木県日光市内に所在する。沿線・周辺地域に[[鬼怒川温泉|鬼怒川]]、[[川治温泉|川治]]、[[湯西川温泉|湯西川]]、[[塩原温泉郷|塩原]]、[[奥鬼怒温泉郷|奥鬼怒]]、[[湯ノ花温泉|湯ノ花]]など多くの[[温泉|温泉地]]があることを広くPRするため、2006年3月のダイヤ改正にあわせて路線愛称「'''ほっとスパ・ライン'''」の使用を開始した。
 
=== 路線データ ===
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== 運転 ==
以下の[[列車種別]]が設定されている。あるいは設定されていた。先述の路線性格から、[[東武鉄道]][[東武伊勢崎線|伊勢崎線]]・[[東武日光線|日光線]]・[[東武鬼怒川線|鬼怒川線]]および[[会津鉄道]][[会津鉄道会津線|会津線]]との[[直通運転]]が基本で、中距離輸送(あるいはその連絡)を主体としている。
 
なお、直通先の会津鉄道では、電車列車を運転に必要な[[動力車操縦者|甲種電気車運転免許]]の所持者が在籍していないため、野岩鉄道の運転士・車掌は新藤原駅から会津田島駅まで通し乗務している。一方で、野岩鉄道には[[動力車操縦者|甲種内燃車運転免許]]所持者の在籍がないため、線内の気動車列車の運転業務は会津鉄道に委託されている(東武鉄道線内も同様)。
 
=== 列車種別 ===
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: {{Main|けごん (列車)#野岩鉄道・会津鉄道接続列車}}
: [[2017年]][[4月21日]]より運行を開始した特急列車。当路線を介し、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)[[浅草駅]] - 会津線[[会津田島駅]]を結ぶ。当路線内では原則として各駅に停車する(一部列車は男鹿高原駅を通過)<ref name = "yagan20170118">{{Cite web|url=http://www.yagan.co.jp/uppdffiles/%E3%80%90290118%E3%80%91%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E6%94%B9%E6%AD%A3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%EF%BC%88117%E4%BF%AE%E6%AD%A3%EF%BC%89.pdf|title=2017年4月21日(金)ダイヤ改正を実施します!「 特急リバティ会津」運転概要|accessdate=2017-03-16|date=2017-01-18|year=|publisher=野岩鉄道株式会社}}</ref>。[[東武鉄道]]所有の[[東武500系電車|500系電車]]が充当される。
: 当路線内での特急料金は370円(2014年4月1日改定)であるが、会津鬼怒川線内を含む下今市駅 - 会津田島駅間の区間のみを、座席の指定を行わず乗車する場合は、特急料金は不要となる<ref name = "tobu20170228">{{cite web|format=PDF|url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/2647e3941996778a3a8afbb919eccd2f/170228_4.pdf|title=4月21日(金) ダイヤ改正を実施!東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・鬼怒川線など【特急列車以外の一般列車】|publisher=東武鉄道|date=2017-02-28|accessdate=2017-03-16}}</ref>。
; [[快速列車|快速]]「AIZUマウントエクスプレス」
: {{Main|AIZUマウントエクスプレス}}
: [[2005年]][[3月1日]]より運行を開始した。当線を介し東武日光線[[東武日光駅]]・鬼怒川線[[鬼怒川温泉駅]] - [[只見線|JR只見線]][[会津若松駅]]間を直通運転する列車種別である。当線内では男鹿高原以外の各駅に停車。鬼怒川温泉駅で、新宿・浅草方面発着の[[特別急行列車|特急]]「[[日光 (列車)|(スペーシア)きぬがわ]]」・「[[けごん (列車)|きぬ]]」と連絡している。
: [[会津鉄道]]所有の[[会津鉄道AT-700形気動車|会津鉄道AT-700・750形気動車]](車両愛称「AIZUマウントエクスプレス」)と、[[会津鉄道AT-600形気動車|会津鉄道AT-600・650形気動車]](車両愛称「AIZU尾瀬エクスプレス」)が充当される。なお、気動車列車の運転には[[動力車操縦者|甲種内燃車運転免許]]が必要であることから、運転業務を会津鉄道に委託しており、会津鉄道運転士が鬼怒川温泉・東武日光駅まで通し乗務する。
: 「AIZUマウントエクスプレス」のほかなお、[[2006年]][[3月18日]]から「AIZU尾瀬エクスプレス」の列車名[[2013年]][[3月16日]]まAT-600・650形気動車使用の1往復(鬼怒川温泉駅 - 会津若松駅間直通運転)は「AIZU尾瀬エクスプレス」の列車が1往復名でされていたが、[[2013年]][[3月16日]]のダイヤ改正で廃止された。
; [[トロッコ列車]]「湯めぐり号」
: {{Main|会津浪漫号}}
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: 会津鉄道所有の「お座トロ展望列車」編成(トロッコ車[[会津鉄道AT-350形気動車|AT-351]]・お座敷/展望車[[会津鉄道AT-400形気動車|AT-401]]の2両編成)が使用される。「AIZUマウントエクスプレス」と同様に、会津鉄道に運転業務を委託し、同社の運転士・車掌が乗務する。
; 普通
: 早朝昼間帯を除いて東武鬼怒川線からの列車が直通(または新藤原駅で接続)し、さらに会津高原尾瀬口駅から会津線会津田島駅まで直通する。車両はこれら3社が所有する[[東武6050系電車|6050系電車]](東武・[[南栗橋車両管区|南栗橋車両管区新栃木出張所]]所属)が共通運用される。なお、電車列車の運転には[[動力車操縦者|甲種電気車運転免許]]が必要であることから、会津鉄道の委託を受け、野岩鉄道の運転士・車掌が会津田島まで通し乗務する。
: 線内では原則2両編成で運転され、東武鉄道と直通する列車は新藤原や鬼怒川公園などで解増結が行われる。臨時夜行列車「尾瀬夜行」「スノーパル」浅草駅出発日の翌日の1往復に限り4両編成での運転がある。その場合、車両運用の関係で[[東武300系電車|350系]]で運転されることがある。
; 臨時夜行列車「尾瀬夜行」「スノーパル」
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|[[東武鉄道]]:[[File:Tobu Nikko Line (TN) symbol.svg|15px|TN]] [[東武鬼怒川線|鬼怒川線]]
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| rowspan="8"|[[栃木県]][[日光市]]