削除された内容 追加された内容
238行目:
動物としては極めて特殊な食性として、[[エタノール]]を好むことも挙げられる。エタノールはカロリー源として優れているものの、同時に強い毒性を示し、中枢神経を麻痺させる作用([[酔い]])があるが、ヒトはむしろこの麻痺を快感として受け入れてきた。もっとも、エタノールの嗜好には個体差が大きく、あまり好まない個体や、嫌悪を示す個体もかなり多い。また東アジア系のヒトの中には、遺伝的に[[アセトアルデヒド]]分解酵素を持たず、エタノールを摂取できない個体もいる。
 
一方で、個体が置かれた環境によって、あるいは個体の属する集団の主体的選択により、摂取する食物を制限する(される)場合も見られる。一例として北極地帯に生息するヒトは、魚介類や海洋哺乳類などの肉食が中心であり、植物を摂取することはまれである(植物を摂取できる環境にない)。主体的選択による食物の制限としては、肉食を忌避し植物食のみを選択するヒトが少なくない。また、特定の動物の肉のみを忌避するヒトも一定数存在している。一方で環境やその個体の所属する集団とは関係なく、その個体のみの嗜好によって摂取する食物を制限する例も見られるが、これは偏食と呼ばれており、しばしばヒトの所属する集団の規範を外れた行動だとみなされる。
<!--ヒトの腸の長さ÷体長の比率は(ヒツジ27倍、ウシ約25倍、ウマ12倍、一方オオカミ4倍で、ヒト4.5倍である)<ref>[http://www.edu.city.kyoto.jp/science/online/story/24/index.html 京都市青少年科学センター] 2018年3月15日 閲覧</ref>。体長の測り方によって差が出るためコメントアウト。人の口から肛門までの長さ基準では10倍くらいらしいです。-->