「タキシング」の版間の差分

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== 概要 ==
[[File:Airbus A319-100 Germania (GMI) D-ASTY - MSN 3407 - WheelTug driving aerospace (9880997053).jpg|thumb|[[:en:WheelTug|WheelTug]]搭載を示すロゴを貼り付けた[[ゲルマニア (航空会社)|ゲルマニア]]のA319]]
タキシングのための推力は、航空機自身の[[プロペラ]]あるいは[[ジェットエンジン]]を用いる。制動は操舵ペダルを踏み込むことによって行う。方向転換は前輪もしくは尾輪を操舵する。小型機では操舵機能を持たないものもあり、この場合は左右個別のブレーキ操作で機首の向きを変える。
 
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ジェットブラストによる地上作業係員の保護、地上車両の横転 / 転覆や設備の破壊、駐機中の他機の浮き上がりなどの防止のため、飛行場ではエリアによりタキシング時のエンジン推力を規制している。同様の理由で、[[空港ターミナルビル|ターミナル]]から後退して離れる際の[[逆噴射装置]]の使用は原則禁止されている(空港によっては制限利用を認めている空港もある/アメリカの国内線空港に見られる)ため、[[プッシュバック|車両による牽引]]を受ける。
 
飛行場の大型化に伴い、タキシング距離が非常に長くなったため、航空機自身の動力による移動は効率が悪い(例えば[[ボーイング747]]は、タキシング1分あたりおよそ50 - 60リットルの燃料を消費する)。このため牽引車両による移動範囲の拡大が検討されている<ref>{{Cite web|url=http://www.jisc.go.jp/policy/pdf/EnvironmentalJIS_Guideline.pdf|format=PDF|title=航空・宇宙分野における環境配慮規格整備方針|publisher=日本工業標準調査会 航空・宇宙機技術専門委員会(2002年3月) |accessdate=2007-01-25 }}</ref>。特にヨーロッパを中心にプッシュバックから滑走路までのタキシング時にエンジンを始動させないで走行できるように電気自走タキシングシステム<ref>{{Cite news|url= http://flyteam.jp/news/article/30050 |title= エアバス、電気自走タキシングシステムの開発に参画へ |newspaper= FlyTeam ニュース |publisher= クロゴ株式会社 |date= 2013-12-28 |accessdate= 2018-06-25 }}</ref>やハイブリッド電気牽引車<ref>{{Cite news|url= http://flyteam.jp/airline/lufthansa/news/article/46702 |title= ルフトハンザ、離陸ポイントまで牽引する環境に優しいTaxibotを導入 |newspaper= FlyTeam ニュース |publisher= クロゴ株式会社 |date= 2015-02-23 |accessdate= 2018-06-25 }}</ref>の開発研究が進み、一部小型ジェット機で実用化され[[:en:WheelTug|WheelTug]]のような後付けシステムも登場している。また大型旅客機では燃料消費の低減のため、大型旅客機では着陸後にターミナルまで移動する際のタキシングに限り1基ないし2基(4発機の場合)のエンジン停止が行われることがある<ref>{{Cite web|url=https://www.ana.co.jp/ana-info/ana/csr/report/pdf_backnumber/2006.pdf|title=全日本空輸(株)CSRレポート 2006、64頁|publisher=[[全日本空輸]] |accessdate=2008-01-09 }}</ref>。
 
== 参考文献 ==