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[[軍]]用としては[[手榴弾]]に比べて殺傷力が劣り、[[梱包爆薬]]ほどの破壊力もないため、専ら急造の[[対戦車兵器]]として使われる。敵[[装甲戦闘車両|装甲車両]]を炎上させて[[戦闘]]能力を低下させる。特に[[ガソリンエンジン]]の車両は[[燃料]]に引火して[[爆発]]炎上しやすい。
本格的に使用された初の戦争は[[1936年]]からの[[スペイン内戦]]とされる。[[1939年]]の[[ノモンハン事件]]の際には[[大日本帝国陸軍|日本軍]]の対戦車兵器として使用され、[[サイダー]]瓶を使った[[手投火焔瓶|急造火炎瓶]]を肉薄して戦車に投げつけ対抗した。[[赤軍|ソ連赤軍]]の主力であった[[BT戦車]]は[[ガソリンエンジン]]だった上、車体の塗装に使われた[[ペンキ]]に[[引火性]]があり、火炎瓶で攻撃すると容易に動力部まで引火し炎上した。しかし肉薄攻撃を強いられるために損害も大きく、赤軍が戦車を無塗装にするなどの対策を取り始めると戦果は落ちていった。そもそもソ連側の損害は主に[[九四式37mm速射砲]]によるものであり、火炎瓶は
[[Image:Molotov bread basket.jpg|right|thumb|「モロトフのパン籠」ことソ連の収束爆弾コンテナ]]
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