「概日リズム」の版間の差分

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概日リズムは進化上最も古い細胞に起源を持ち、昼間の有害な[[紫外線]]下での[[DNA複製]]を回避するために獲得した機能であると考えられている。結果として複製は夜間に行われることとなった。現存する[[アカパンカビ]] (Neurospora) は、このような時計制御された複製機構を保持している。
 
現在知られている中で最も単純な概日リズムを持っている生物は、[[真正細菌]]の[[シアノバクテリア]] (cyanobacteria) である。最近の研究では、シアノバクテリア (Synechococcus elongatus) の概日リズムは、核となるたった3つのタンパク質を試験管の中に入れるだけで再構築できることが実証された<ref>{{Cite web|url=http://www.riken.jp/pr/press/2012/20121019/digest/ |title=単純な生化学反応から自律振動子を作る仕組みを解明 |publisher=[[]理化学研究所] |date=2012-10-19 |accessdate=2018-07-25}}</ref>。この時計は[[アデノシン三リン酸|ATP]]を補給すれば、22時間のリズムを何日間も持続することができる。以前の学説では概日リズムは[[デオキシリボ核酸|DNA]]の転写翻訳フィードバックループ機構に基づいているとされていたが、この真正細菌の研究によって必ずしもそうではないことが示された。しかし、この説は[[真核生物]]においては、まだその通りであると考えられている。真正細菌と真核生物の概日リズムは同様の基本構造(入力 - 中心の振動体 - 出力)を持っているが、これらを構成する[[蛋白質|タンパク質]]に相同性は全くない。このことは、おそらくそれぞれが独立した起源を持っていることを示している。
 
== 動物の概日リズム ==