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20世紀初頭に[[ヒジャーズ鉄道]]の延伸計画があったものの、[[ダマスカス]]からメディナまで開通した時点で[[第一次世界大戦]]が勃発し、延伸計画もヒジャーズ鉄道そのものも廃止を余儀なくされた。巡礼の時期とそれ以外を問わず、メッカ市においては住民にも巡礼客にも一切の公共交通機関は提供されていなかった。市内や郊外を回るためには、個人の車か[[タクシー]]に頼るより他はなかった。
 
21世紀に入って、この状況を改善するために全線高架の[[ライトレール]]である{{仮リンク|Al Mashaaer Al Mugaddassah Metro Southern Line|en|Al Mashaaer Al Mugaddassah Metro Southern Line|label=メッカ・メトロ南線}}の建設が決定され、総工費67億[[サウジアラビア・リヤル]]をかけ<ref>http://www.47news.jp/news/2010/07/post_20100703095904.html メッカ巡礼、電車でGO サウジ、鉄道建設急ピッチ 47News 2010/07/03 09:58 【共同通信】 2013年3月2日閲覧</ref>、2010年11月に[[中国鉄建]]が請け負ったメッカ郊外のミナーからムズダリファを通ってアラファートへと向かう18kmの第1期路線が開通し営業を開始した。この区間は巡礼においてすべての巡礼者が歩む道であり、300万人にものぼる巡礼によって非常に混雑していた区間であった。この計画においては、ライトレールはメッカ市内にも乗り入れ、最終的に[[メッカ・メトロ]](マッカ・メトロ)として5路線を開業する予定である<ref>[http://saudinomad.karuizawa.ne.jp/mecca-2.html マッカ・ムカッラマとメッカ州(サウジアラビア王国西部地方)その4 近代化する聖地メッカ]財団法人中東協力センター</ref>。
 
また、マディーナからラービク、ジェッダ、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港を通ってメッカへと向かう全長444kmの[[ハラマイン高速鉄道]](聖都間高速鉄道計画)も持ち上がり、2009年に着工された<ref>[http://saudinomad.karuizawa.ne.jp/mecca-2.html マッカ・ムカッラマとメッカ州(サウジアラビア王国西部地方)その4 近代化する聖地メッカ]財団法人中東協力センター</ref>。第1期工事はメッカ・メトロと同様に中国鉄建、フランス企業、サウジアラビア企業のコンソーシアム「アル・ラジヒ」が受注した。2014年2月の段階では工事の52%が終了し、2015年の12月末には開通する予定<ref>http://www.mlit.go.jp/common/001027793.pdf 建設産業情報(最近の動向)(2014年1月1日~31日)</ref>であったが、サウジアラビアは砂漠気候のため砂によって工事が滞り、開通は2017年12月に延期された。車両は[[スペイン]]の[[タルゴ]]方式を採用する。