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== 利用 ==
{{独自研究|section=1|date=2018-8}}
単品では使用されることが少なく、油分が多いことから油([[こめ油|米ぬか油]])を絞る、あるいは[[栄養価]]が高いことから[[漬物]]の一種である[[糠漬け|ぬか漬け]]の「ぬか床(ぬかみそ)」として使用される。精白せずに[[玄米]]や[[全粒粉]]といったかたちで、糠ごと[[穀物]]を食べることもある。また、[[タケノコ]]の調理をする際に行う[[灰汁|あく]]抜きと鮮度保持のための下茹での際に、[[水溶性ビタミン]](特に[[ビタミンB群|B群]])の流出を抑える目的で使用する場合がある。ビタミンB群を多く含むため、米糠は明治期に[[脚気]]に効果あるとされた。この報告は正しかったが、当時の識者からは嘲笑で迎えられた。
 
[[福岡県]][[北九州市]]の[[小倉]]・[[門司区|門司]]地区や[[行橋市]]など旧[[小倉藩]]に属する地域では、[[イワシ|鰯]]や[[サバ|鯖]]などの青魚をぬか床(糠味噌)その他の調味料で煮る[[ぬか炊き]](北九州では「じんだ煮」と称する。「じんだ」はぬかみその意の[[古語]]が[[方言]]化したもの)がポピュラーな[[郷土料理]]となっている(→[[鰯のぬか炊き]])。現代では「ぬかみそ」と言えばぬか床のことであるが、古来は[[大豆]]や、[[麹]]などと合わせて[[醸造]]された「ぬかみそ」が現代の[[味噌]]のように直接食用とされていた。「ぬか炊き」はその名残である。