「有機質肥料」の版間の差分

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: 魚粕とは、生魚([[イワシ]]や[[ニシン]]など)を水で20-30分間煮た後に油と水を圧搾機で除き、乾燥させたものである。特殊肥料に指定されている。魚粕の原料の入手経路は3つあり、①缶詰や鰹節などの食品工場から発生するカツオやマグロなどの大型魚類の解体残物、②量販店、魚屋、料理屋などで発生する魚食品の残り物、③イワシやアジ、サバなどの鮮魚である<ref name=jashizuoka201209>{{cite journal |author=JA静岡経済連 |title=有機質肥料(魚粕)の仕入れと販売について |journal=けいざいれん情報 2012年9月号 |pages=1-3 |date=2009年9月 |url=https://jashizuoka-keizairen.net/publication/pdf/2012_09.pdf}}</ref>。最大の生産地は[[ペルー]]と[[チリ]]である。2011年現在、これらと[[エクアドル]]を加えた3か国から日本の魚粕輸入量の68%は輸入されていた<ref name=sdojo20 />。国内では、静岡県、北海道、千葉県、および鹿児島県が主な生産地である。
; 魚粕粉末([[魚粉]])
: 魚粕を、または魚類の加工残渣を乾燥させて粉末にしたもの<ref name=gyokasufun>[http://www.famic.go.jp/ffis/fert/kaisetu/gyokasufun.pdf 魚粕粉末の公定規格]</ref>。普通肥料(登録の有効期間は6年)に指定されている。窒素9~10%、リン酸4~6%を含む<ref name=pocket>{{cite book |author=農林統計協会 |title=ポケット 肥料要覧-2013/2014- |date=2015年1月 |url=http://www.aafs.or.jp/books/ISBN 978ISBN978-4-541-04012-1.html |isbn=978-4-541-04012-1}}</ref>。
; 魚荒粕
: 魚粕のうち、骨質部を多く含んだもの<ref name=sdojo20>{{cite journal |author=静岡県 |title=Ⅵ 肥料の特性 |journal=持続的農業を推進する静岡県土壌肥料ハンドブック |pages=- |date=2009年3月 |url=http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/pdf/sdojo20.pdf}}</ref>。特殊肥料に指定されている。魚粕よりも窒素分と炭素分は少なく、C/N比が大きい。